日本思想

日本史

中江兆民|東洋のルソー,日本に哲学なし,自由民権運動

中江兆民 中江兆民は明治の啓蒙思想家・政治家である。主著『三醉人経綸問答』、『一年有半』、『続一年有半』である。フランスで市民革命の思想的柱となった思想家ルソーの影響を受け、フランス流の急進的民権論を説いて、東洋のルソーと称された。中...
哲学

幸徳秋水|日本の社会主義者,非戦論、平民主義

幸徳秋水 幸徳秋水は明治期の社会主義者である。主著は『二十世紀之怪物帝国主義』(1901 明治34)『社会主義神髄』(1903)である。土佐(高知県)の商家に生まれる。年少から自由民権運動に志し、17歳にして上京するが、保安条例に抵触...
日本史

大和朝廷|日本の統一と朝鮮進出への挫折,日本任那

大和朝廷 1世紀前後、邪馬台国に象徴されるように多数の小国への統一の歴史的な流れがあったようにおもわれるが、邪馬台国以降、5世紀の倭の五王の遣使に至るまで、日本のことは中国の史書に記載されておらず、その過程の文献資料は存在しない。しか...
人文科学

新渡戸稲造|思想と哲学,武士道,国際連盟事務次長

新渡戸稲造 にとべいなぞう 1862~1933 新渡戸稲造は明治末期から昭和初期の教育者、農政学者。国際連盟事務次長として活躍するなど、国際平和のために献身した。主著は『武士道』。新渡戸は、明南部藩(岩手県)の武士の子として盛岡に生ま...
宗教

密教|マントラ,マンダラ,印契,大日如来

密教 密教とは、秘密の教えという意味で、普通の仏教を顕教と呼ぶのに対して名付けられた。言葉に示されて理論的に学習可能な教え(顕教)に対し、言葉では伝えきれない神秘的な秘密の教えという意味である。思考の積み重ねでは到り得ない真理を宗教的...
宗教

平安仏教|現世利益,加持祈祷,末法思想,浄土信仰

平安仏教 平安仏教とは、平安時代の仏教は、最澄の天台宗と空海の真言宗によって代表される。平安仏教の特色は、鎮護国家を残しながらも、仏教本来の悟りのための宗教が重視された。大陸から伝えられた大乗仏教を民間の信仰と結びつけ、日本的な仏教文...
宗教

最澄|天台宗一乗思想,国宝とは何物であるか。

最澄 最澄は日本天台宗の開祖で、空海とともに平安仏教を代表する僧である。死後、伝教大師とおくり名された。主著は『顕戒論』『山家学生式』。近江国滋賀郡(滋賀県近江市)に生まれ、渡来人の家系であったと伝えられている。13歳の時、近江国分寺...
日本史

橋本左内|幕末の志士,近代国家構想,安政の大獄

橋本左内 はしもとさない 橋本左内(1834-59)は福井藩士。江戸末期に活躍した思想家である。幕末にあって近代国家の構想を描いた。大阪で緒方洪庵の適塾で医学を学ぶ。知性をかわれ藩政にも参加。将軍継嗣問題では、一橋派で徳川慶喜を擁立し...
日本史

岩瀬忠震|日米通商条約,安政の大獄

岩瀬忠震 岩瀬忠震は幕末期の幕臣である。海防掛として外交問題を取り仕切る。水野忠徳・小栗忠順と共に「幕末三傑」と称せられる。「忠震」は「ただなり」と読む。初期の幕末外交史は岩瀬忠震の足跡に負うところが大きい。日米修好通商条約の交渉役を...
宗教

荻生徂徠|古文辞学,先王の道と経世済民

荻生徂徠 荻生徂徠は江戸中期に活躍した儒学者で、古文辞学の創始者。幕政にも影響を与えた。主著は『弁道』・『弁名』『政談放』。当初は、朱子学を学んだものの、朱子学の間違いは四書五経の誤読にあるとして、それらを克服する独自の学問体系として...