日本思想

日本史

二宮尊徳(二宮金次郎)|江戸時代の農政家

二宮尊徳(二宮金次郎)"> 二宮尊徳(二宮金次郎)は、相模国(神奈川県)の農業家・農政家である。主著は『報徳全書』であるが、弟子たちによって編まれた『二宮翁夜話』もある。貧しい農村時代の経験から各農村の財政改革や新地の開拓、天保の大飢饉の...
人文科学

安藤昌益|忘れられた思想家,万人直耕,共産主義

安藤昌益 安藤昌益は江戸時代中期の思想家である。主著は『自然真営道』、『統道真伝』。昭和時代に入りカナダの外交官H・ノーマンの『忘れられた思想家』で紹介されてから知られるようになった。 困窮する農家を背景に、安藤昌益は当時の差別と偏...
文学

井原西鶴|浮世草子,人間の持つ欲の肯定

井原西鶴 井原西鶴は、江戸時代前期の浮世草子の作家である。代表作は『好色一代男』、『好色一代女』、『日本永代蔵品』、『世間胸算用』。 大坂の富裕商人の子として生まれた。談林派(だんりん)の西山宗因に俳諧を学び、師の死去を契機に浮世草...
人文科学

石田梅岩|心学,商人の売買の利益は、武士の禄えと同じ

石田梅岩 石田梅岩は、江戸時代中期の思想家で、心学(石門心学の祖。)主著『都鄙問答(とひもんどう)』、『斉家論』。石田梅岩は、貧しい農民の出身であったが、町人としての奉行する傍ら、儒学、仏教、神道、老荘思想など勉学につとめ、それらを総...
日本史

賀茂真淵|国学,ますらおぶり,高く直き心

賀茂真淵 賀茂真淵は、江戸時代中期の国学者。主著『国意考』,『万葉考』,『歌意考』。浜松(静岡県)の神職の子である。当初は、荻生徂徠の学問を学んだが、32歳のとき、荷田春満に学んで国学を志すようになった。やがて江戸に出て、田安宗武(徳...
日本史

本居宣長|国学、もののあわれと大和心

本居宣長 本居宣長は、江戸時代中期の国学者で国学の大成者である。主著は『古事記伝』『源氏物語玉の小櫛』『玉勝問』。医学の道を進められたが、医学とともに儒教や漢学を学ぶ。その中で、荻生徂徠や契沖に触れるとともに国文学に深い関心をもった。...
中国思想

儒学|日本における儒教研究,聖徳太子から明治維新

儒学|日本における儒教研究 儒学とは、中国古代に栄えた儒教の思想を基本とした学問である。中国、朝鮮、日本で発展した。日本では4~5世紀ごろに伝わり、室町時代の終わりまで学問は一部の知識人の間のみで伝授され、一般市民のもとまで普及される...
宗教

荻生徂徠|古文辞学,先王の道と経世済民

荻生徂徠 荻生徂徠は江戸中期に活躍した儒学者で、古文辞学の創始者。幕政にも影響を与えた。主著は『弁道』・『弁名』『政談放』。当初は、朱子学を学んだものの、朱子学の間違いは四書五経の誤読にあるとして、それらを克服する独自の学問体系として...
中国思想

伊藤仁斎|古義学,仁愛と誠,愛は実体のある心情から発する

伊藤仁斎 いとうじんさい 伊藤仁斎(1627〜1705〉は江戸時代前期の儒学者で、古義学派の祖である。主著は『語孟字義』『論語古義』『童子問』。京都堀川の商家の長男として生まれ、少年時代から儒学に親しんだ。さまざまな学問的な葛藤に悩ま...
哲学

中江藤樹|日本陽明学の祖,良知,孝は広大で無限の徳

中江藤樹 中江藤樹は、江戸時代初期の儒学者。日本における陽明学派の祖とされる。主著は『翁問答』、『大学考』、『中庸解』(ちゅうようかい)、『鑑草』。 中江藤樹は当初は朱子学の立場であったが、陽明学を読んだのをきっかけに朱子学の理念的...
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