日本思想

宗教

鎌倉仏教(鎌倉新仏教)|曹洞宗,浄土宗,浄土真宗,日蓮宗,他

鎌倉仏教 鎌倉時代は、仏教が民衆に深く広がった時代である。天台・真言の二宗を中心とする旧仏教が支配的ではあったが、鎌倉仏教・鎌倉新仏教と呼ばれる新興宗派が生まれた。念仏(浄土信仰)の系統では、法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、一遍の時宗。...
宗教

日蓮宗(法華宗)|日蓮,南無妙法蓮華経,法華経と題目

日蓮宗(法華宗) 日蓮宗(法華宗)は、日蓮により開かれた鎌倉仏教の一つで法華経を唯一の所依の経典とし、久遠実成の仏への帰依と「南無妙法蓮華経」という題回をとなえる「唱題」による成仏を説き、現世における「仏国土」の建設をめざした。 特...
宗教

日蓮|日蓮宗,法華経,われ日本の柱とならん

日蓮 日蓮は、日蓮宗(法華宗)の開祖。主著は『開目抄(かいもくしょう)』『立正安国論』『観心本尊抄』『守護国家論』。日蓮は天台宗の教えを踏襲しており、『法華経』を重んじ、特に、仏の教えは一つですベての人は仏となり得るという一乗思想と永...
宗教

栄西|臨済宗,公案と禅問答,不立文字,茶

栄西 栄西(1141~1215)平安時代末期から鎌倉時代初期の僧。日本臨済宗の開祖。主著『興禅護国論』、『喫茶養生記』。当初は、比叡山で天台宗を学んだ。2度目の入宋のときに臨済禅を学び、帰国後、天台宗の内部で禅定を強調し、禅宗の布教に...
世界史

禅宗|禅,ZEN,曹洞宗,臨済宗,道元,栄西

禅宗 禅宗は、坐禅宗の略で、身を正して坐し、呼吸をととのえ、調息心をととのえる(調心)坐禅の実修を核心とする宗派である。仏心宗ともよばれる。 5世紀ごろ、インドの僧である達磨が、中国に伝えて発展した仏教の一派である。坐禅は仏教の修行...
宗教

道元|曹洞宗,只管打坐,「自己をわするるなり」

道元 道元は日本曹洞宗の開祖。主著は『正法限蔵』。『正法眼蔵随聞記』(弟子である懐奘が道元の言葉をまとめた。)栄西の影響を受けつつも、公案をせずに、ひたすら坐裨にいそしむ只管打坐を悟りへの唯一の道(正門・聖道門)であるとし、心身ともに...
宗教

一遍|時宗,生ぜしもひとりなり、死するもひとりなり

一遍 一遍は鎌倉時代の僧で時宗の開祖。遊行上人、捨て聖とも呼ばれた。浄土教の系譜としては、空也(市聖)につながる。法然や親鸞よりも名号(仏・菩薩の名・称号のこと)そのものを強く真の実在としている点に特色があり、歌い踊りながらの念仏はよ...
宗教

浄土真宗(真宗・一向宗)|親鸞,絶対他力と自然法爾

浄土真宗 浄土真宗(真宗・一向宗)は親鸞によって開かれた宗派。鎌倉時代に新興で開かれた仏教のひとつである。法然の教えを発展させて報恩感謝の念仏を説き、その念仏すら阿弥陀仏のはからいであるという、絶対他力の教えを特徴とする。浄土真宗は、...
宗教

親鸞|浄土真宗,善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや

親鸞 親鸞(1173~1262)は、浄土真宗(一向宗)の開祖。主著は、『教行信証』、『和讃』。(『歎異抄』は親鸞の教えを弟子唯円が記したものである。) 親鸞の生きた時代には、源平の争乱、大飢饉など、社会の混乱が激しく、人間の苦悩と罪...
日本史

山鹿素行|古学,武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり

山鹿素行 山鹿素行は江戸時代前期の会津若松の儒学者・兵学者。武士道を体系化したことで知られる。主著は『聖教要録』『山鹿五類』。朱子学を学びながらも、甲州流軍学をおさめ、歌道・神道・仏教も学び博識であった。おもに江戸で儒学・兵学を教えた...
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