日本思想

日本史

平塚らいてう|ジェンダー,元始、女性は実に太陽であった。

平塚らいてう 平塚らいてうは、大正・昭和期の代表的な女性解放運動家である。主著『現代と婦人の生活』。 明治政府の官僚の子として東京に生まれる。日本女子大学を学ぶものの、教育の内容が、封建的な良妻賢母の女子教育にだったため、不満を...
日本史

中江兆民|東洋のルソー,日本に哲学なし,自由民権運動

中江兆民 中江兆民は明治の啓蒙思想家・政治家である。主著『三醉人経綸問答』、『一年有半』、『続一年有半』である。フランスで市民革命の思想的柱となった思想家ルソーの影響を受け、フランス流の急進的民権論を説いて、東洋のルソーと称された。中...
日本史

明六社|日本最初の学術結社,天賦人権論,森有礼,他

明六社 明六社は、(明治6)年に森有礼の発議により結成された啓蒙思想団体である。明治6年の結成にちなんで明六社と名づけられた。福沢諭吉・中村正直・西周・津田真道・加藤弘之・西村茂樹など当時の代表的な啓蒙思想家や官僚が参加し、日本の政治...
日本史

福沢諭吉|慶應義塾,啓蒙思想,「天は人の上に人を造らず」

福沢諭吉 福沢諭吉は、明治時代の代表的啓蒙思想家。主著『文明論之概略』『学問のすすめ』『西洋事情』。豊前(大分県)の中津か藩の下級武士の家に生まれ、身分が低いゆえに不遇であった父親を思って、のちに「門閥制度は親の敵などでござる」と語っ...
日本史

洋学|江戸時代末期「東洋道徳、西洋芸術」

洋学 洋学とは、江戸時代の末期から明治時代の初期に日本に紹介された西洋学問の総称である。数学、物理学、化学、医学などの諸科学が導入された。蘭学がオランダの学問という響きを持つのに対して、洋学はイギリス・ドイツ・フランスの学問を含んだよ...
日本史

高野長英|江戸時代末期の洋学者・医学者

高野長英 たかのちょうえい 高野長英(1804~50)は江戸時代末期の洋学者。長崎でシーボルトに医学・洋学を学び、江戸で開業。のちに渡辺崋山らと西洋研究グループ尚歯会(蛮社)を設立した。 陸奥国(岩手県)水沢で生まれ、仙台藩水沢領主...
日本史

渡辺崋山|窮理の精神,『解体新書』の翻訳

渡辺崋山 渡辺崋山は、江戸時代末期の洋学者である。三河国(静岡県)田原藩家老の子として江戸で生まれ、藩の家老まで務めた。政治家として産業の復興、飢饉対策や教育で成果を挙げ、開明的な政治家として名声を博し、1833年には、高野長英らとと...
日本史

古学|新しい武士のあり方,古義学、古文辞学

古学 古学は、山鹿素行から始まった学問で、朱子学の理を重んずるところを批判し、孔子や周公旦の教えを基本とした、日常に役立つ実用的な学問を目指した。古典を重んじる文献学である。山鹿素行の士道、伊藤仁斎の古義学、荻生徂徠が古文辞学その代表...
人文科学

平田篤胤|復古神道,御国魂をまげず忘れず修めととのえて

平田篤胤 平田篤胤(1776~1843)は、江戸時代末期の国学者である。主著『霊能真柱まもの』、『古道大意』、『古史伝』。 賀茂真淵は本居宣長のような実証的方法で日本古来の思想を解明する姿勢とは異なり、日本古来の道を神の道とし、宗教...
人文科学

国学|古代日本の和歌,物語,神話の研究と日本精神

国学 国学とは、『古事記』や『万葉集』など、古代日本の和歌、物語、神話の研究を通して、仏教や儒学などの外来思想が日本に入ってくる以前の、日本独自の精神や生き方を追究しようとする学問である。特に江戸時代末期に大きく発展したが国学の発展は...
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