日本思想

宗教

山崎闇斎|垂加神道(闇斎学),朱子学と神道の融合

山崎闇斎 山崎闇斎(1618~82)は江戸時代前期の朱子学者で神道を学んだ。敬と義を原理とする 理を説き、厳格な修養主義を主張した。また、朱子学者でありながら、神道を学び、儒学と神道を結びつけ垂加神道をとなえた。朱子学と神道における山...
政治

雨森芳洲|江戸中期の朱子学者。中国・朝鮮との友好外交

雨森芳洲 雨森芳洲は江戸中期の朱子学者で外交官としても活躍した。朝鮮語や中国語に通じて、対馬藩にて朝鮮との外交を担当した。「互いに欺かず争わず」「誠俗の交わり」を行として、友好外交に努力し、国内外でその評価は高かった。 ...
政治

新井白石|朱子学,徳川家宣,『西洋紀聞』,『折たく柴の記』

新井白石 新井白石は、江戸時代中期の朱子学者・政治家である。幕政に関わり、文治主義政治の推進につとめた。主著は『読史余論』、『古史通』、『蝦夷子』『琉球国事略』のほか、イタリア人宣教師シドッチの尋問によって得た知識に基づく『西洋紀聞』...
日本史

木下順庵|江戸前期の儒学者。新井白石,室鳩巣,雨森芳洲を輩出

木下順庵 木下順庵は、江戸前期の儒者。藤原惺窩の門人である松永尺五に学び、家塾雉塾を開く。加賀藩に出仕した後、1682年に将軍徳川綱吉の侍講となった。新井白石、室鳩巣、雨森芳洲など多くの逸材を輩出した。
宗教

林羅山|江戸初期の儒学者,朱子学上下定分の理,存心持敬

林羅山 林羅山は、江戸初期の儒学者。藤原惺窩の弟子。家康・秀忠・家光・家綱の四代の将軍に仕えた。主著は『春鑑抄』『三徳抄』『儒門思問録』『本朝神社考』。 朱子学は理気二元論に基づき、存在論、認識論から人間のあり方としての道徳を論じる...
宗教

藤原惺窩|江戸初期の儒学者,儒学の祖

藤原惺窩 藤原惺窩は江戸時代初期の儒学の祖。欧州のキリスト教に危機感を感じた徳川家康に、儒学を講義したことで知られる。もとは仏教徒で京都五山の一つである相国寺に学んでいたが、仏教を捨てて儒学者となった。公家や五山の僧侶に教養のひとつと...
宗教

浄土宗|法然,専修念仏,南無阿弥陀仏,鎌倉仏教

浄土宗 浄土宗とは、法然が浄土教をもとに開いた宗派で、鎌倉時代に生まれた仏教のひとつである。阿弥陀仏の本願を信じ、ただ念仏を唱えることが浄土への唯一の道である専修念仏をその特徴としている。念仏を唱えることで、一切衆生が極楽浄土に往生で...
宗教

法然|浄土宗,専修念仏,ただ一心に念仏するべき

法然 法然(1133~1212)は浄土宗の開祖で源空と称す。主著は『選択本願念仏集』『一枚起請文』『和語燈録』。法然は旧来の仏教の枠を超え、いかにして個人の魂の安らぎが得られるかを探究した人物である。それまでの仏教は鎮護国家や現世利益...
宗教

浄土教|南無阿弥陀仏,西方極楽浄土,浄土信仰

浄土教 浄土教とは、念仏を唱えることによって、死んだ後に極楽浄土へと往生する教えである。また、浄土とは、悟りを完成した仏の国土、清情な理想の世界のことをいう。大乗仏教において、浄土を求める信仰が説かれた。諸仏により各種の浄土があるが、...
宗教

空也(阿弥陀聖,市聖,市上人)|六波羅蜜寺の空也像

空也 空也(903-972)阿弥陀聖、市聖(いちのひじり)、市上人とも呼ばれる。平安時代中期ころに活躍し、諸国を遊行して念仏の功徳を庶民に布教した。著作は残していないので、不明な点が多いが各地に多くの伝承が残っている。19歲の時、尾張...
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