人文科学

世界史

功利主義|倫理学,ベンサム,J.S.ミル

功利主義 utilitarianism 功利主義とは、行為の善悪の判断を、その行為が快楽や幸福をもたらすか否かに求める倫理観。功利とは、利益・快楽・善・幸福を拡大させることに役立ち、損・苦痛・悪・不幸を減少させることをいう。功利主義は...
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キルケゴール|『死に至る病』

キルケゴール キルケゴールは、デンマーク出身の神学者、哲学者、実存主義者である。主著は『あれか、これか』『反復』『哲学的断片』『不安の概念』『死にいたる病』である。厳格なプロテスタントの家庭で厳格なキリスト教教育を受ける。キルケゴール...
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「ミネルヴァのフクロウは、タ暮れどきに飛び立つ」ヘーゲル

「ミネルヴァのフクロウは、タ暮れどきに飛び立つ」ヘーゲル ヘーゲルが『法哲学』で述べた言葉。ミネルヴァとは、ギリシア神話の知恵と戦いの女神アテナのことで、夕暮れになるとアテナは飼っていたフクロウをアテネの町に飛ばして一日の出来事をさぐ...
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『法の哲学』ヘーゲル

『法の哲学』ヘーゲル 『法の哲学』(1821)はヘーゲルの主著の一つで人倫について説かれている。法、道徳、人倫の3部構成で、家族。市民社会。国家という人倫の3展開が論じられている。客観的精神が現実の中で法・道徳・人倫の三つに具体化され...
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『精神現象学』ヘーゲル

『精神現象学』ヘーゲル 『精神現象学』(1807)とは、ヘーゲルが独自の哲学を説いた最初の書。「精神」が低次の意識の段階からより高い自覚の段階へと進み、最終的には、自己を対象としてみずからを知る絶対知へと至る弁証法的展開の道筋を、当時...
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国家|ロック,ホッブズ,ヘーゲル

国家 国家は、一般に、一定の領土と国民と排他的な統治組織とをもつ政治共同体をいう。普通、領土、領海、領空、またそこに住む国民を持ち、その統治権を行使することができる。共和制や君主(独裁)制をとることがおおい。国家は歴史や民族にとって形...
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市民社会

市民社会 市民社会とは、近代の市民革命のヨーロッパ(特に17~18世紀のイギリスやフランス)において成立した民生社会。封建制度から終焉し、君主や貴族ではなく、自由と平等を核とした自律的な個人である市民によって構成される社会。1640年...
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家族|ヘーゲル

家族 家族とは、血縁その他の関係によって、同じ家で生活を営む共同体。おもに配偶者や血縁関係によって生活している。  ヘーゲルの家族 へーゲルにおける家族とは、人倫の出発点で、愛情によって結ばれた共同体である。ここで...
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人倫|ヘーゲル

人倫 人倫とは、儒教的な 意味合いで人間の共同体やその秩序のこと。 ヘーゲルの人倫 ヘーゲルは、人倫とは、人間の社会関係の抽象的な形式である客観的な“法”と、個人の主観的な確信にすぎない...
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絶対精神|世界精神,ヘーゲル

絶対精神 ヘーゲル哲学の最高の原理で、絶対者または世界の最高原理とされる。主観的精神と客観的精神が統一された自由を本質とする。精神は、自然へと自己を対象化し(自己外化)、いったん自己と疎遠なものとなるが、自由とは他者のもとでも自分自身...
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