日本思想

文学

井原西鶴|浮世草子,人間の持つ欲の肯定

井原西鶴井原西鶴(いはらさいかく)は、江戸時代前期に活躍した浮世草子作者であり、俳諧師でもある。寛永19年(1642年)に大坂の裕福な町人の家に生まれた。談林派(だんりん)の西山宗因に俳諧を学び、若くして俳諧の世界で頭角を現した。延宝年間に...
宗教

一遍|時宗,生ぜしもひとりなり、死するもひとりなり

一遍一遍は鎌倉時代の僧で時宗の開祖。遊行上人、捨て聖とも呼ばれた。浄土教の系譜としては、空也(市聖)につながる。法然や親鸞よりも名号(仏・菩薩の名・称号のこと)そのものを強く真の実在としている点に特色があり、歌い踊りながらの念仏はより庶民的...
日本史

洋学|江戸時代末期「東洋道徳、西洋芸術」

洋学洋学とは、江戸時代の末期から明治時代の初期に日本に紹介された西洋学問の総称である。数学、物理学、化学、医学などの諸科学が導入された。蘭学がオランダの学問という響きを持つのに対して、洋学はイギリス・ドイツ・フランスの学問を含んだより広い概...
宗教

浄土宗|法然が浄土教をもとに開いた宗派

浄土宗浄土宗とは、法然が浄土教をもとに開いた宗派で、鎌倉時代に生まれた仏教のひとつである。阿弥陀仏の本願を信じ、ただ念仏を唱えることが浄土への唯一の道である専修念仏をその特徴としている。念仏を唱えることで、一切衆生が極楽浄土に往生できるとす...
宗教

法然|浄土宗の開祖として専修念仏を説いた高僧

法然法然(ほうねん、長承2年(1133年) - 建暦2年(1212年))は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した日本の仏教僧で、浄土宗の開祖として知られる。幼名は勢至丸(せいしまる)。諱は源空(げんくう)。主著は『選択本願念仏集』『一...
中国思想

知行合ー|倫理,ソクラテス,王陽明,中江藤樹

知行合ー知行合ーとは、知っていることと行動が同じであるという考え方。主に心理学や哲学で語られる。古代ギリシアの哲学者ソクラテスとは、魂(プシュケー)のそなえるべき徳が何かを知れば、徳についての知識に基づいて誰でも正しい生き方へと導かれるとし...
日本史

大和朝廷|日本の統一と朝鮮進出への挫折,日本任那

大和朝廷1世紀前後、邪馬台国に象徴されるように多数の小国への統一の歴史的な流れがあったようにおもわれるが、邪馬台国以降、5世紀の倭の五王の遣使に至るまで、日本のことは中国の史書に記載されておらず、その過程の文献資料は存在しない。しかし、3世...
人文科学

安藤昌益|忘れられた思想家

安藤昌益安藤昌益は江戸時代中期の思想家である。主著は『自然真営道』、『統道真伝』。昭和時代に入りカナダの外交官H・ノーマンの『忘れられた思想家』で紹介されてから知られるようになった。困窮する農家を背景に、安藤昌益は当時の差別と偏見に満ちた社...
日本史

高野長英|江戸時代末期の洋学者・医学者

高野長英 たかのちょうえい高野長英(1804~50)は江戸時代末期の洋学者。長崎でシーボルトに医学・洋学を学び、江戸で開業。のちに渡辺崋山らと西洋研究グループ尚歯会(蛮社)を設立した。陸奥国(岩手県)水沢で生まれ、仙台藩水沢領主の侍医であっ...
哲学

中江藤樹|日本陽明学の祖,良知,孝は広大で無限の徳

中江藤樹中江藤樹は、江戸時代初期の儒学者。日本における陽明学派の祖とされる。主著は『翁問答』、『大学考』、『中庸解』(ちゅうようかい)、『鑑草』。中江藤樹は当初は朱子学の立場であったが、陽明学を読んだのをきっかけに朱子学の理念的傾向を批判し...