テーパピン|位置決めやせん断力を受けるピン

テーパピン

テーパピンはテーパがかかっているピンで位置決めやせん断力を受けるところに使われる。テーパから部材に食い込み、芯がはずれにくい。

テーパピンの形状

テーパピンは直線的なピンに対して、テーパがかかっている。

テーパピンの種類

テーパピンは部材に食い込むため、タップ(めねじ)が付いているものやボルトがついているものがある。また、先端が割れているものもある。

タップ付きテーパピン

タップ(めねじ)がついているピンで、ここにねじを入れて取り外す。

ボルト付きテーパピン

ボルトがついているピンである。

先割れテーパピン

先が割れているテーパピンを先割れテーパピンという。

使い方

普通、テーパピンが使われるテーパ穴の作業は現場で使われる。部材通しを組み合わせ位置を決めると、そこに下穴に穴をあけて目安を作る。テーパピンは、直線的な丸穴に対しては途中で止まるため、リーマでテーパ穴を作り、最後にテーパピンを打ち込む。現場で行うため、ドリルやリーマ、加工するスペースが必要である。部品を交換すると位置が合わなくなる。

呼び方

テーパピンの形状と寸法(参考値)

寸法は下記が参考値としてあげるが、市場に出回っているものと異なるため、メーカーのカタログを参考とすること。

呼び径 0.6 0.8 1 1.2 1.5 2 2.5 3 4 5
d
基準寸法
0.6 0.8 1 1.2 1.5 2 2.5 3 4 5
d
許容差
(h10)
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.040
0
-0.048
0
-0.048
a
0.08 0.1 0.12 0.16 0.2 0.25 0.3 0.4 0.5 0.63
4
5
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
28
30
32
35
40
45
50
55
60
呼び径 0.6 0.8 1 1.2 1.5 2 2.5 3 4 5
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