カント

哲学

目的の国|カント

目的の国 目的の国とは、カントが理想とした道徳的共同体のこと。『道徳形而上学原論』で語られる。カントの「汝の人格ならびに他の人格における人間性を常に同時に目的として取り扱い、決して単に手段としてのみ取り扱わないよう行為せよ。」という理...
哲学

格率|カント

格率 格率とは、世間一般的に常識となっている生活上の方針を意味する。規則や掟などが同義語である。 格率 哲学者カントは、自分だけに妥当する主観的な行動原則をさし、すべての人々に普遍的に適合する、客観的な道徳法則と区別さ...
人文科学

人格|カント,西田幾多郎

人格 人格とはそのひとの人間性を指す。人格がよいとは、人間性が優れていることを指す。学問でもさまざまな扱いが成されており、心理学では、性格を意味的に広げて使用され、個人の行動原理を示す。倫理学では、特にカントは、自律した個人が、みずか...
世界史

自由|キリスト教, ドイツ観念論, 実存主義, 生物学,他

自由 自由は、一般的には強制や支配を受けずに拘束されていない状態をいう。思想や法・政治における自由では、法やルールの範囲で可能な行動を示すが、国や宗教、時代において、様々な解釈が存在する。 「~からの自由...
哲学

自律|カント

自律 自律とは、他人から援助や支配を受けず,自らの行動や行為に対して、自らルールを設け、自分の意志に従って行動すること。 カントの自律 カントは、理性が立てた道徳法則に自発的に従うことを自律とした。...
哲学

汝の意志の格率が、常に同時に普遍的な法則として妥当しうるように行為せよ

汝の意志の格率が、常に同時に普遍的な法則として妥当しうるように行為せよ カントの道徳法則の根本原理を示す標語である。動機主義といい、道徳の具体的な内容は重視せず、その行為に至る動機を重要視した。いつ、どこでも妥当する普遍的な道徳の形式...
哲学

仮言命法|カント

仮言命法 仮言命法とは、「もしもAを手に入れたければ、Bをせよ」という条件つきの命令。である。Bという行為はAという願望を実現するための手段にすぎない。そのため忠告や処世術には有効であるが、無条件で善を命じる道徳法則にはなりえない。功...
哲学

定言命法

定言命法 定言命法とは、カントの倫理学の主要概念である。行為を条件的に「Bをすべし」という形で常に無条件で命じる道徳法則の命令形式をいう。いつ、どこでも人間に普遍的に適用する、カントの道徳法則の形式である。それに対し、「もしもAを欲す...
哲学

義務|カント

義務 義務とは、通常、 人々が各人の立場に対するしなければならない責任を果たすことをいう。ルール上、あるいは道徳上に責務を果たさなければならないことを言う。法律的束縛が伴う場合も多い。 カントの義務 カント...
哲学

物自体|カント,哲学,思想

物自体 物自体とは、カントの認識論において重要な言葉で、感覚的に知覚できない、物それ自体のことを示す。カントによれば、われわれの認識は、物それ自体を直接認識することができない。リンゴそれ自体の形や味、匂いを認識することができず、認識で...
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