工学

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熱力学第0法則|熱平衡の法則

熱力学第0法則(zeroth law of thermodynamics)とは、2個の物質がそれぞれ第3の物質と熱平衡の状態にあるときは、これらの2個の物体は相互に熱平衡の状態にあるという法則である。熱は高温から低温に移動するが、温度の異なるふたつの物質はいずれ同じ温度になる。
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熱量|熱エネルギーを量として考えたもの

熱量 heat quantity 熱量とは、物体が高温から低温に移動するときの熱エネルギーを量として考えたものである。SI単位ではジュールを用いる。あるいは標準気圧のもとで1gの純粋な水を1°C高めるのに必要な熱量としてカロリーが使わ...
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熱電対|種類の異なる金属導体で構成された温度センサ

熱電対 熱電対とは、電導性のある、二種類の異なる金属導体で構成された温度センサで、物質内の2点間の温度差によって生じる起電力を測定することで温度を測定する装置である。温度の測定範囲は、おおよそ-200℃から+1700℃からで比較的安価...
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熱機関|熱エネルギーを仕事に変換する装置

熱機関 熱機関とは熱をエネルギーを動力として、自動車のエンジンのように機械的な仕事に変換している機械のことをいう。燃料を燃焼させて、その熱エネルギーを機械エネルギーに変換する機関である。蒸気機関、ガソリン機関、ディーゼル機関、ロケット...
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ペクレ数

ペクレ数Peは、対流で運ばれる熱量/熱伝導で運ばれる熱量であり、Peが大きいときは対流による伝熱が支配的になり、 Pが小さいときには熱伝導による伝熱が支配的になる。
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レイリー数|グラスホフ数とプラントル数の積

レイリー数は、グラスホフ数とプラントル数の積であり、自然対流の発生の有無の判別に用いられる。レイリー数が臨界レイリー数以下では自然対流は発生せず、臨界レイリー数を超えると対流が生まれる。
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グラスホフ数|浮力/粘性力

グラスホフ数は、「浮力/粘性力」であり、自然対流の駆動力を表している。慣性力に対する浮力の比であるGr/Re2が1より大きい場合は自然対流が支配的、1より小さい場合は強制対流が支配的となる。
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ヌセルト数

ヌセルト数は、「流れによる熱伝達による伝熱量/流れがない場合の熱伝導による伝熱量」であり、ヌセルト数が大きいことは対流による伝熱量が熱伝導に比べて大きいことを示している。
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プラントル数

プラントル数は、粘性により速度が拡散していく現象と、熱伝導により温度が拡散していく現象の比である。プラントル数は、流体の種類により異なり、空気などの気体の場合は約0.7、液体金属では小さく、通常の液体では大きくなる。
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ストローハル数|振動数/代表流速と代表寸法から決まる周波数

ストローハル数は、実際に生じる振動数/代表流速と代表寸法から決まる周波数である。円柱まわりの流れでは、ストローハル数は、一般にレイノルズ数の関数で表されるが、5×102<R<2×105の範囲では、ほぼ0.2で一定となる。
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