文学

人文科学

近松門左衛門|歌舞伎・浄瑠璃,『曽根崎心中』

近松門左衛門近松門左衛門は越前国出身越の作家で歌舞伎や浄瑠璃を書いた。主な作品は『曽根崎心中』『冥途の飛脚』『国性(姓〉爺合戦』。越前国(福井県)吉江藩の藩士の次男として生まれた。父が浪人になったことをきっかけに一家で越前国を去り、京都に移...
文学

紫式部|『源氏物語』の作者,清少納言

紫式部紫式部は、平安時代に活躍した文学者である。主著は『源氏物語』『紫式部日記』。生没年はわかっていない。一条天皇の中宮・彰子に仕えながら書いた『源氏物語』は世界最古の長編小説である。紫式部の日記『紫式部日記』とともに当時の宮廷儀礼や風俗を...
人文科学

ホメロス|古代ギリシアの吟遊詩人,ギリシア神話

ホメロス Homerosホメロス Homeros 生没年不詳。前8世紀頃に活動したとされる古代ギリシアの盲目の詩人だが、実在も含めてよくわかっていない。主著は『イリアス』『オデュッセイア』であるが、多くの歌い手によって吟唱されるうちにしだい...
文学

阿部知二|知性派作家の軌跡

阿部知二阿部知二は、大正末から昭和期にかけて活動した日本の小説家・評論家である。社会の変動が個人の倫理や感情をどのように揺さぶるかを、知識人の内面や日常の細部から描き出した点に特色がある。戦前の思想状況や言論統制の空気の中で、文学の方法と社...
文学

坂口安吾|昭和の小説家・文学者,堕落論

坂口安吾坂口安吾は昭和の小説家・文学者。第二次世界人戦の敗戦後、それまでの権威や価値観が急激に崩れ、人々は、新しい秩序を求めながら、生きていくための価値観を探し求めた。こうした時代の道徳的な頽廃を見た坂口安吾は、『堕落論』で人間が人問本来の...
文学

「如何なる星の下に」|運命に抗う家族の再生と赦しの記憶

如何なる星の下に如何なる星の下にとは、「人はどのような星の巡り合わせのもとに生まれ、どのような運命を背負うのか」という宿命観を強く帯びた日本語表現である。直訳的には「どんな星の下で」となり、出生や境遇を星回りに重ねて語る比喩として機能する。...
国語

内田魯庵|明治の文壇を支えた批評家・翻訳家

内田魯庵内田魯庵(うちだ ろあん、1868年5月15日 - 1929年6月29日)は、明治から大正時代にかけて活躍した日本の小説家、翻訳家、評論家、随筆家である。本名は内田貢(みつぎ)。別号に不知庵(ふちあん)などがある。ドストエフスキーの...
文学

シュメール文化|メソポタミア南部で栄えた先史文明

シュメール文化 シュメール文化は、メソポタミア南部に位置するSumer地方で紀元前3000年頃から発展した最古級の都市文明である。ティグリス川とユーフラテス川の流域を中心に高度な灌漑システムを築き上げ、余剰生産を可能にしたことで巨大な都市国...
国語

或る女|欲望と孤独が暴く女の愛憎と破滅

或る女或る女は、近代日本文学における女性像の転換点として語られる長編小説である。上流層に属しながらも、家族制度や世間体に回収されない自己を求めて揺れ動く主人公の生の感触を、心理の起伏と社会の圧力が交差する場面として描き出す。恋愛小説の枠に収...
哲学

キルケゴールの著作|『死にいたる病』,『あれか、これか』

キルケゴールの著作キルケゴールは、多くの著作を偽名で発表している。たとえば『死に至る病』はアンチ・クリマクスという名前で出版されている。主著は、『死に至る病』を筆頭に、『あれか、これか』、『哲学的断片』、『不安の概念』、『誘惑者の日記』など...