世界史

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スンニ派|イスラム教の90%を占める主流宗派

スンニ派 スンニ派は、代々のカリフを正統と認めるイスラム教の多数派である。信徒の9割を占めるといわれる。スンニ(ムハンマドの言行)に従う者という意味で、自らを正統派と称した。また、当初から現代にかけて政治体制を主導する勢力であった。 ...
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シーア派|スンニ派に次ぐ勢力を誇るイスラム教の宗派

シーア派 シーア派とは、アリーとその子孫のみをムハンマドの正統な後継者と認めるイスラム教の分派で、正統カリフの時代の第4代カリフであるシーア=アリー(アリーを支持する派)という意味で名付けられた。その後、イスマーイール派に代表される過...
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『コーラン』(クルアーン)|イスラム教の聖典

『コーラン』 『コーラン』(『クルアーン』)とは、イスラム教の聖典である。ムハンマドがアッラーからさずけられた啓示の記録で、アラビア語で「読誦すべきもの」という意味である。第3代カリフのウスマーンの時代の650年頃に現在の形に編集され...
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クライシュ族|ムハンマドを生んだアラブの名門家系

クライシュ族 クライシュ族は、イスラム教の開祖ムハンマドの出身のアラブ系部族で、当時のアラブの名門の家系であった。5世紀頃にメッカを征服・定住し、カーバ神殿の守護権を獲得した。多くの家柄に分かれて、なかでもハーシム家とウマイヤ家が有力...
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カーバ神殿|イスラム教における最高の聖地,聖地巡礼

カーバ神殿 カーバ神殿はメッカにある立方体の聖堂でイスラムにおける最高峰の聖地である。現在は、メッカの聖モスクのほぼ中央に位置しており、全体が黒い布(キスワ)でおわれている。古来から聖石・聖像が納められ、アラビア半島の多神教信仰の中心...
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後ウマイヤ朝|ウマイヤ朝による対アッバース朝の王国

後ウマイヤ朝 後ウマイヤ朝は、ウマイヤ朝の一族がイベリア半島にのがれ、アッバース朝に対抗して建てた王朝である。イスラム帝国の最初の政治的分裂となった。10世紀のブド=アッラフマーン3世の頃が全盛であったが、その後内紛で衰退し、イスラム...
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アッバース朝|多民族のためのイスラム教を成し遂げた帝国

アッバース朝 アッバース朝は、アッバース家のアブー=アルアッバースが開いたイスラム王朝である。過激シーア派や非アラブ系改宗者の不満を利用して建国されたが、その後、シーア派を弾圧し、多数派のスンニ派を保護した。アラブ人の徴税面での特権を...
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ウマイヤ朝|イスラム帝国の拡大とシーア派・スンニ派の分裂

ウマイヤ朝 ウマイヤ朝は、ムアーウィヤの開いた王朝で正統カリフ時代以降のイスラム帝国である。都はダマスクス。ウマイヤ朝以前は、ウマイヤ家がカリフを世襲した。西北インドからアフリカ北岸・イベリア半島にいたる領域を支配する大帝国を樹立し、...
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正統カリフ|ムハンマドから4代続いたカリフのイスラム帝国

正統カリフ 正統カリフ(632~661)は、ムハンマドの死後、選挙制によって選出された初代から4代までのカリフの時代である。アブー=バクル、ウマル、ウスマーン、アリーの4人であった。正統派カリフの時代に、アラビア半島の支配を確立し、さ...
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世界三大宗教|仏教・キリスト教・イスラム教

世界三大宗教 仏教・キリスト教・イスラム教 世界三大宗教とは、仏教、キリスト教、イスラム教のことで、すべての人間を平等に取り扱い、階級や貧富を超えた、広い愛を唱えたことに共通点があるが、この点で、その教えは広がり、世界的宗教といわれる...
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