世界三大宗教|仏教・キリスト教・イスラム教

世界三大宗教 仏教・キリスト教・イスラム教

世界三大宗教とは、仏教キリスト教イスラム教のことで、すべての人間を平等に取り扱い、階級や貧富を超えた、広い愛を唱えたことに共通点があるが、この点で、その教えは広がり、世界的宗教といわれるまで発展した。その分布の地域の広さや信者の数などはその他の宗教を圧倒している。また、いずれもアジア地域で発生した。

仏教

仏教は、前5世紀にインド東北部のマガダ国ガウタマ=シッダールタ(釈迦)によって作られた。のちにカーストと呼ばれる厳格な階級制度があるバラモン教に反対し、身分制度を退け、人間の平等を主張した。仏教は、人間が我欲を離れ、無我になって悟りを開けば、だれでも平等に現世の苦しみから救われるという教えで、クシャトリヤ階級の支持を受けて成長し、アジアを中心に仏像・仏画が盛んに作られた。

仏教

仏教

キリスト教

キリスト教は、1世紀、ローマの属州エルサレム(イスラエル共和国)にイエスによって開かれた。イエスは、厳格な規則を強いるユダヤ教へ反対し、身分階級や貧富の差を超えた愛を説いた。キリスト教では、父なる神を信じるものは、みな等しく救われて神の国へ入ることができると主張した。イエスは、ユダヤ教徒やローマ皇帝の迫害を受けたため処刑されるが、以後、信仰が広まり、ローマ帝国の正教として認められる。偶像崇拝はカトリックにおいて聖像を認め、ギリシア正教やプロテスタントでは認められていない。

キリスト教会

キリスト教会

イスラム教

イスラム教は7世紀、アラビア半島紅海沿岸にあるメッカで、ムハンマドによって開かれた。ムハンマドは青年期から商隊に参加して各地を周り、そこでユダヤ教キリスト教と出会い、その影響を強く受けたと考えられている。ムハンマドは、アラビア半島の従来の多神教に反対、また豪族による富の独占を批判し、すべての人間を平等と考える。アッラーの神を信じ、この教えのために義務を守れば、死後は必ず救われると主張した。偶像崇拝は禁止されている。

イスラム教

イスラム教

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