演繹法 deductive method
演繹法とは、普遍的・客観的な原理から理性的な推論によって特殊な真理を導く推論方法。前提から論理的な筋道を立てて結論を推理すること。これに対し、具体的な事例からから推論をする方法を帰納法という。帰納法のもつ蓋然性を廃し、必然性を重視する。演繹法は確実性はあるが自然科学のように事例を基盤とする学問には採用できない。
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三段論法論法
論理学における三段論法(AがBとすれば[大前提]、BがCのとき[小前提]。AはCである[結論])が、演繹法の代表的なものである。
デカルトによる演繹法
近代のフランスの哲学者デカルトは、自我の存在を明証的な原理として採用し、演緯法によって確実な真理を導こうとした。デカルトはこの対象として数学を重視した。(合理論)