太政大臣|律令制における官僚最高位

太政大臣

太政大臣、古代日本の律令制における大臣職で官僚最高位にあたる。701年の大宝律令によって設定された。神祇官が祭祀を担当したのに対し、太政大臣は行政を担った。太政官は、「その人なければ則ち闕けよ」と令に規定されたので則闕の官という。

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皇族以外の任命

天智天皇のときの大友皇子、持統天皇のときの高市皇子、元正天皇のときの舎人親王のように皇族が任命されたが、奈良時代に藤原仲麻呂が人臣ではじめて任命され、道鏡は太政大臣禅師となった。

藤原氏の支配

857(天安1)年に藤原良房が任じられてからは、藤原氏が多く任じられるようになり、藤原氏が覇権を握るようになる。藤原基経藤原道長らがいる。

武士出身の太政大臣

武士で太政大臣になった者は、平清盛・足利義満・豊臣秀吉・徳川家康がいる。

太政大臣の廃止

明治以後は三条実美が任じられ、1885(明治18)年に内閣制実施とともに太政大臣も廃された。