ヴァルダマーナ|ジャイナ教の創始者,思想と宗教

ヴァルダマーナ

ヴァルダマーナ(前549頃~前477頃、前468頃~前396頃など多くの説がある)はインド北東部ビハール北部のクシャトリヤの出身であり、ジャイナ教の開祖。出家し悟りを開いたあと、不殺生の戒律の厳守と、肉体的苦行による霊魂の解放(解脱)を説いた。彼はマハーヴィーラ(偉大な英雄)、ジナ(勝利者)の尊称をもち、彼の宗派はジャイナ教と呼ばれる。

ジャイナ教

ジャイナ教は、ヴァルダマーナが始めた宗教で、ジャイナは「勝者」の意味する。人生を苦と考え、禁欲・苦行を説き、極端な不殺生主義をとり、きびしい戒律を重視した。ヴァルナ制を否定し、おもにヴアイシャ、とくに商人の間に信者を得た。

ヴァルダマーナの教え

ヴァルダマーナは、上昇しようとする霊魂が業の力によって加工する物質がつきまとい、霊魂を身体に結びつけて現世に呪縛するとした。そのため、霊魂を輪廻から解放して現世の苦悩から解脱するためには不殺生、不妄語、不偸盗、不邪淫・無所有の5つの道徳的な戒めを守り、出家をして苦行をつみ、悪業をつくらないようにし、すでに積み重ねた業を散らさなければならないと説いた。