ハインリヒ・ヨーン・リッケルト|新カント派と哲学

ハインリヒ・ヨーン・リッケルト Heinrich John Rickert 1863年5月25日 – 1936年7月25日)

ドイツの哲学者。新カント派・西南ドイツ学派。

新カント派の発展

ヴィンデルバントが築いた新カント派であるが、リッケルトは、これをさらに発展させた。
A.認識とは決して対象のあるがままの把握ではなく、同一の対象でも異なった方法により、異なった認識が生じるのであるから、認識の成立は軽視と内容との二つの要素が必要である。すなわち、非論理的な内容を論理的形式のうちに包み込むことが必要となる。これはあらゆる認識についての必ず当てはまる基本構造であって、通常、我々に対する感覚的所与は、なんら主観の積極的働きをせず、したがって、論理的形式のうちに取り入れることなく、所与として与えられているように思われるが、実は所与として成り立つためには、主観によって承認されることを要する。これは論理的形式のうちに取り入れられるということである。
B.通常、まったく非論理的な要素を含まないと考えられる数学的認識などの場合においても非論理的な要素が存するとも考える。
認識がAとBが相関係することによって成立する。-他律原理

哲学体系の根本原理

自然科学と対等に文化科学(歴史科学)が成立する。