セネカ|暴君ネロに仕えたストア派の哲学者

セネカ

セネカ(Seneca)(前4頃~後65)はストア派哲学者である。現代のスペインで生まれる。若い頃からストア哲学を学び、皇帝ネロの師であるが、最後は皇帝ネロに死を強制され、自殺した。代表作は『幸福論』である。

目次

皇帝ネロの教育者

皇帝ネロの母親であるアグリッピーナの意向によりセネカは皇帝ネロの教育者として学問を教える。初期の五年間は善政であったといわれたが、ネロは次第に暴発し、側近たちを殺害していく。自らの身を案じた、セネカは一線から退き、禁欲主義に基づいた隠居生活を行った。

自殺

皇帝ネロが次第に暴君化していく過程で、反ネロを掲げたクーデターが起る。セネカがクーデターに参加したことを疑うと、自殺を命じる。セネカが恩師であったため、処刑ではなく自殺を強制したと考えられる。

セネカの言葉

すべての人間のうち、英知すなわち哲学のために時間を使う者だけがゆとりのある人であり、真に生きている人である。彼らは、自分の人生をりっぱんい守るだけでは飽き足らず、あらゆる時代を自分の人生に付け加える。過去の収穫物はすべて彼らの貯蔵庫に蓄積される。忘恩でもないかぎりこれら尊い思想を築いてくれた偉人たちは、われわれのために生まれ、我々のために生き方を描いてくれたのだと考えざるをえない。

誰一人自分のことは気にもかけない

ひとは自分の人生の中に他人が侵入してきても気にしない。

ひとはたくさんの人たちに自分の人生を分け与えてしまう。

ひとは時間を使うときになると、浪費家に変貌してしまう。

自分が死すべき存在だということを忘れてはならない。

いますぐ、生きろ

過去を恐れ、現在をおろそかにし、未来をも恐れてはいけない


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