寛容|ジョン・ロック,ヴォルテール

寛容 toleration

寛容とは、自分と立場や見解の異なる者をも認め、たがいの立場を尊重しあうこと。トマス・モアは『ユートピア』で架空の国における寛容な宗教を描いた。

ジョン・ロックの寛容

ロックは、宗教的な独断や非寛容を批判し、自分の信仰に忠実でありながら、他人の信仰をも認める寛容さをとなえた。さらに個人の心の内の信仰は、外部の権威によっては強制できず、信仰が社会の秩序と平和を乱さない限り、国家は個人の信仰に干渉するべきではないと説いた。

ヴォルテールの寛容

ヴォルテールは宗教的な独断を批判し、ここに不自由、迫害、不正義を生み出す非寛容の根源をみた。「忌まわしきもの(教会)を粉砕せよ」という言葉の下、ほとんどの宗教は迷信だとし、理性的な道徳を促進するために純化されなければならないとした。

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