日本史

日本史

金禄公債発行条例|秩禄処分を完結させた代位公債の交付規定

金禄公債発行条例明治政府が1876年(明治9年)8月に制定した、華族や士族などに対して支給されていた家禄および賞典禄を全廃し、その代償として一時金となる公債証書を交付するための法令である。これにより、江戸時代から続いてきた封建的な禄制は完全...
日本史

磐舟柵|日本海側の北端を守った古代の城柵

磐舟柵磐舟柵(いわふねのき)は、7世紀半ばの飛鳥時代に、当時の大和朝廷が越国(現在の新潟県付近)に設置した古代城柵の一つである。大化の改新後の新政府が北方の蝦夷(えみし)に対する防衛および統治の拠点として築いたもので、日本海側に位置する。同...
日本史

郡参事会|郡制下の重要事項を審議した郡の議決機関

郡参事会郡参事会は、明治時代中期から大正時代にかけての大日本帝国において、地方行政の要として制定された郡制に基づき、各郡に設置された執行および議決の補佐機関である。当時の日本の地方行政制度は、広域を管轄する府県、基礎自治体である市町村、そし...
日本史

阿仁銅山|北国鉱業を支えた銅山史

阿仁銅山阿仁銅山は、現在の秋田県北部に位置した代表的な金属鉱山の1つであり、近世には藩財政を支える重要資源として開発が進められた。産出した銅は国内流通のみならず、対外交易に結び付くことで地域経済と国家財政の双方に影響を与え、近代以降は採鉱技...
日本史

欽定憲法|君主が制定し国民に授与した憲法

欽定憲法欽定憲法とは、君主が自らの権威に基づき、国民に対して一方的に制定・交付する憲法の形態を指す。これは、国民の代表が制定する民定憲法と対比される概念である。近代国家の形成期において、絶対王政から立憲君主制へと移行する過程で多く見られた形...
日本史

議院法|帝国議会の組織と運営を定めた明治憲法の附属法

議院法議院法は、1889年(明治22年)2月11日に大日本帝国憲法や衆議院議員選挙法、貴族院令などとともに発布され、翌1890年の第1回帝国議会開会に伴って正式に施行された日本の法律である。本法は、帝国議会を構成する貴族院および衆議院の組織...
日本史

安和の変|摂関政治の転機

安和の変安和の変は、平安時代中期の安和2年(969)に起きた政変であり、朝廷中枢から有力貴族が失脚する契機となった事件である。摂政を頂点とする太政官の権力配置や、外戚関係を軸にした人事が強く作用した点に特色があり、以後の摂関政治の展開を理解...
日本史

門畠|鎌倉時代の地頭が治めた名門の地

門畠門畠(もんばく、かどばた)とは、日本の中世社会において、地方の武士や土豪、有力名主などの居館周辺に広がる付属の耕作地のうち、特に畠地(畑地)として利用されていた土地を指す歴史用語である。同様に居館の周辺に配置された水田は門田(かどた、も...
日本史

援蒋ルート|蒋介石政権を支えた連合軍の補給路

援蒋ルート援蒋ルートとは、日中戦争(支那事変)において、連合国が中国国民政府(蒋介石政権)を軍事・経済的に支援するために構築した物資補給路の総称である。1937年の盧溝橋事件以降、日本軍が中国沿岸部や主要港湾を封鎖したため、重慶へ退避した国...
日本史

歌物語|和歌を核に据え物語を綴る平安の文芸

歌物語歌物語とは、平安時代前期から中期にかけて成立した、和歌を物語の核として構成された散文文学の総称である。主に一首あるいは数首の和歌が詠まれた背景や事情を、短い叙述(詞書き)によって補足・展開する形式をとる。歌物語は、個人の秀歌を集めた私...