日本史

日本史

課・不課(律令)|課役負担の有無を定める律令制の区分

課・不課課・不課(か・ふか)とは、古代日本の律令制において、公民が国家に対して負担すべき租税や労役の義務があるか否か、およびその程度の区分を指す概念である。律令法の下では、国民は性別、年齢、身体状況、社会的身分などに基づいて細かく分類され、...
日本史

奥州総奉行|鎌倉幕府が奥州統治のため設けた要職

奥州総奉行奥州総奉行(おうしゅうそうぶぎょう)は、鎌倉幕府が陸奥国(奥州)を統治するために設置した地方官職である。文治5年(1189年)、源頼朝が奥州合戦において奥州藤原氏を滅ぼした直後、広大な陸奥国の戦後処理と治安維持、および御家人の統率...
日本史

王臣家|平安時代に権勢を誇った有力な家系

王臣家王臣家(おうしんけ)とは、日本の奈良時代から平安時代において、強大な政治的権力を背景に広大な私領や経済的利権を保持した皇族(王)および公卿(臣)の有力家系を総称する歴史用語である。律令制の根本原則であった公地公民制が弛緩し、土地の私有...
日本史

井上毅|明治国家の法理を築いた憲法起草者

井上毅井上毅は、明治時代の日本において、近代国家の枠組みを法的に構築した「明治憲法の起草者」として知られる官僚、政治家である。井上毅は、伊藤博文の側近として、大日本帝国憲法や教育勅語の起草に深く関わり、日本の法制・教育の基盤を築き上げた。冷...
日本史

浮き世|無常なる現世の様相と刹那的な享楽

浮き世浮き世とは、日本文化における世界観の一つであり、時代によってその解釈が大きく変遷した概念である。元来は仏教的な厭世観に基づき、この世を「つらくはかない場所」と捉える「憂き世」を語源としていた。しかし、江戸時代に入ると、平和な世情を背景...
日本史

原水爆禁止運動|核兵器廃絶を願う平和への歩み

原水爆禁止運動原水爆禁止運動(げんすいばくきんしうんどう)とは、原子爆弾や水素爆弾をはじめとする一切の核兵器の開発、実験、製造、配備、使用の禁止、ならびに最終的な地球上からの核兵器の完全廃絶を求める社会運動である。日本では主に、1945年(...
日本史

関西貿易社|神戸を拠点に発展した戦後の対外貿易商社

関西貿易社関西貿易社(かんさいぼうえきしゃ)は、1881年(明治14年)に設立された日本の商社である。明治時代前期において、政府の殖産興業政策および正貨蓄積政策に呼応する形で、大阪を中心とする関西の有力な実業家たちによって創設された。主な目...
日本史

院(院政)|上皇が政務を執る中世の政治形態

院(院政)院(院政)とは、日本の平安時代末期から鎌倉時代、さらには室町時代初期にかけて行われた政治形態であり、天皇が位を譲って上皇(太上天皇)となった後も、天皇に代わって実質的な統治権を行使することを指す。本来、天皇を退いた者は政務から離れ...
日本史

貸本屋|江戸から昭和を支えた読書の普及者

貸本屋貸本屋(かしほんや)とは、一定の料金を徴収して書籍や雑誌などの出版物を顧客に対して一定期間貸し出す業態、およびその店舗や行商人を指す歴史的な呼称である。日本においては特に江戸時代以降に独自の流通システムとして著しく発達し、庶民の教育水...
日本史

カピタン|南蛮貿易や出島を統括した商館長

カピタンカピタン(甲比丹、加比旦)とは、主に江戸時代において、日本に駐在したポルトガルやオランダの東インド会社(貿易商館)の責任者である商館長を指す呼称である。語源はポルトガル語で「船長」や「隊長」を意味する「Capitão」に由来しており...