実線|機械製図における線の種類

実線

実線とは、幾何学や製図で使われる線で、目で直接みることができる線を途切れなく連続した棒線で描かれる。通常の外形線に加え、寸法関係、破断線は用いられる。その他、破線一点鎖線二点鎖線がある。

線の種類

機械製図において線の種類は実線破線一点鎖線二点鎖線がある。実線は細線、太線、極太線の三種類がある。詳細は下記で述べるが、大まかには、太い実線は外径線、細線はそれ以外の実線、特殊な加工を施す極太線と覚えるとよい。

線の太さ

外形線は太い実線で書かれ、寸法関係・破断線は細い実線で書かれる。細線:太線:極太線の比は、1:2:4である。

実線の種類の詳細

太い実線

太い実線は、対象物が見える部分の形状を表す。外形線、見える部分の稜を表す線、仮想の相貫線に用いられる。

細い実線

細い実線は、寸法線、寸法補助線、引出線、ハッチング、図形内に表す回転断面の外形、短い中心線を表す。

  • 寸法線:寸法記入に用いる。
  • 寸法補助線:寸法を記入するために図形から引き出すのに用いる。
  • 引出線:記述・記号などを示すために引き出すのに用いる。
  • 回転断面線:図形内にその部分の切り口を90°回転して表すのに用いる。
  • 中心線:図形の中心線を簡略化して表すのに用いる。
  • 水準面線:水面、液面などの位置を表すのに用いる。
ジグザグ線(もしくはフリーハンドの細い実線)

ジグザグ線(もしくはフリーハンドの細い実線)は、対象物の一部を破った境界、または一部を取り去った境界を表す線である。

細い実線で規則的な羅列

細い実線で規則的に並べたもので、図形の限定された特定の部分を他の部分と区別するのに用いる。例えば、断面図の切り口を示す。

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