第二次性徴 Secondary sex characteristic
12〜13歳頃から思春期・青年期に入ると、性ホルモンの働きが活発になって男性らしい、また女性らしい身体の特徴があらわれる。生まれつきみられる第一次性徴に対して、これを第二次性徴という。 思春期・青年期には身体の急激な変化に対して違和感や不安をおぼえ、自己の身体の成長を受け入れられず、それを拒否して精神性の食欲不振(拒食症)におちいることもある。
第二次性徴とホルモン
思春期・青年期になると、脳内にある視床下部からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)を出すよう下垂体に命令が出される。そして、下垂体からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)が分泌され、男性は精巣、女性は卵巣に作用し、精巣から男性ホルモン、卵巣から女性ホルモンが出される。ホルモンは血流にのってからだの中へ運ばれ、少しずつ身体を大人へと成長させる。
女性の第二次性徴
- 乳房が発達する
- 陰毛、わき毛が生えてくる
- 丸みを帯びたからだつきになってくる
- 初経(初めての月経)が起こる
- 外性器・内性器(子宮・卵巣・腟・外陰部)が発達する
男性の第二次性徴
- 筋骨が発達する
- 髭が生える
- 声変わりが始まる
- 喉仏が出てくる
- 精通が始まる