新石器時代
新石器時代では、農耕・牧畜開始以後の石器時代である。磨製石器を使用し、土器を製作した。農耕や牧畜といった食料生産革命が起ると、生活様式は変わっていく。日本では縄文文化の時期にあたり、日本でも縄文土器が使用された。
目次
磨製石器
先石器時代では磨製石器が出てくる。磨製石器は、農耕の発達に伴って生まれ、砂や低石で研磨した石器である。これまでの狩猟を中心とした石器から、磨製石斧や、穀物をつぶすための石白・石皿・石杵・摺石・石鉢など農耕の生活に役立つ石器が使われるようになった。
農耕・牧畜
新石器時代以降、狩猟を中心とした獲得経済から農耕や牧畜を中心とした生産経済に移る。約9000~8000年前、西アジアから東地中海域を中心に麦の栽培と山羊・羊・豚の飼育が始まった。獲得経済から生産経済に移行は生活の安定や、集団のコミュニティの形成、文化の発達などを促した。
地母神
農耕を中心とした社会では、地母神とよばれる、女性の繁殖力を強調する裸像として表されることが多かった。農耕では女性の活躍が大きくなるためだと考えられている。
細石器
剥片は石器の小型のもの。中石器時代から新石器時代初めにかけて、木や骨の柄にはめこみ、矢・槍・鎌などの利器として使用された。
新石器革命(食料生產革命)
獲得経済から生産経済への以降は大きな変化をもたらし、文明が生まれた。新石器革命(食料生產革命)と呼ばれる。