図面管理
図面管理とは、その企業の技術の集約である図面を正確にかつわかりやすく整理・整頓するために用いられる。数千、数万点という部品が使われる機械があり、または、後継者が同じ失敗をしないためにも、現在の設計者が失敗をした改訂履歴を残す必要があるため、図面の数は膨大になる。いかに図面を管理するかが大きな課題となっている。
目次
手書きの図面
コンピュータが生まれる前には、すべての設計者がドラフターを用いて2次元図面を手描きで描いており、手書きの紙ベースでの管理が基本であった。手で折られて保存されていた。
CADによる図面
コンピュータに伴い、CADソフトが誕生し、編集が容易で、類似図面を容易に作成できるようになったころから、急速に広まった。データ保管の重要性があがったが、印刷された紙の図面と併用して管理されるようになった。
3D CAD
3D-CADの普及により、3Dと2Dの図面データをコンピュタ管理されるようになる。各々利便性を考慮し、併用して運営され、3Dが紙保存に適していないことから、正規図面もデータ管理に移行しつつある.
図面の種類
一品一葉面:一つの部品または組立品を1枚の製図用紙に描いた図面
一品多葉面:一つの部品または組立品を2枚以上の製図用紙に描いた図面
多品一葉面:いくつかの部品、組立品などを1枚の製図用紙に描いた図面
様々な図面の種類
原図:現在承認された情報またはデータを与え、かつ、最近の状態が記録・登録されている図面
第二原図:第二原図は、原図を複写して作成した図、または副原図。
写図:図または図面の上にトレース紙などを重ねて書き写すこと
複写図:原図から複写によって作成した図面。