可鍛鋳鉄

可鍛鋳鉄

可鍛鋳鉄とは、FCM材とよばれ、白鋳鉄に熱処理を行い、セメンタイトを黒鉛化して、粘り強い組織にしている。黒心可鍛鋳鉄、白心可鍛鋳鉄、パーライト可鍛鋳鉄の3種類がある。

目次

黒心可鍛鋳鉄

黒心可鍛鋳鉄(FCMB材)とは、白鋳鉄を2段階で焼なましすることで、セメンタイトをすべてフェライトと黒鉛に分解した素材である。軟鋼に近い引張強さと伸びを示す。

白心可鍛鋳鉄

白心可鍛鋳鉄(FCMW材)は、白鋳鉄の表面を脱炭してフェライトにし、表面を軟鋼と同程度の強さにしたものである。このとき、内部はパーライトに少量の炭素が混じった硬い組織となる。そのため、厚さが15mm以下程度の薄物鋳物に適している。

パーライト可鍛鋳鉄

パーライト可鍛鋳鉄(FCMP材)とは、白鋳鉄にMnなどを加えてパーライトにし、引張強さを増加させたものである。なお、伸びは少々減少する。


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