クラッドメタル|異種金属を圧延して接合した材料

クラッドメタル

クラッドメタルとは、異種金属を圧延して接合した機械材料である。異種金属を接合したクラッドメタルは、単体の金属では得られない機能や特性を作り出すことができる。例えば、重たい金属と軽い金属を合わせることで軽量化を測る、熱伝導率の高い金属を接合することで放熱性が得られる。その他、同じような原理で耐食性、成型性などの特徴をもたせることができる。ただし、接合される金属の選択や加工に制限があり、コストが高い。また、クラッド面の破損や異色金属を接合することから腐食しやすく剥離の原因となる。クラッドメタルはその有用性から、オフショア石油・ガス産業で使われる高温・高圧に耐えるクラッド管、電子部品、自動車・航空機・造船の軽量化、刃物や工芸材料の分野で使われている

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