ヴィルヘルム・ヴィンデルバント|新カント派と哲学

ヴィルヘルム・ヴィンデルバント  Wilhelm Windelband  1848年5月11日 – 1915年10月22日

ヴィルヘルム・ヴィンデルバントはドイツの哲学者である。ハイデルベルク大学教授。新カント派の代表(西南学派)。

歴史学・文化学の自然科学研究

ヴィンデルバントが創唱したもので、リッケルトによって発展した。ヴィンデルバントによると、歴史学や文化科学が自然科学から区別されるのは、決してその取り扱う方法の相違によるものではなく、対象を取り扱う方法の相違によるものである。同一の対象は、自然科学的研究の対象となり、また歴史学的研究の対象ともなる。ただし、前者は、その対象の有する特殊性・個性を捨象して、その普遍性のみを把握しようとする普遍化的方法を用いる。後者は、対象の持つ一回限りの特殊性(個性の持っている文化的価値)を把握しようとする個性化方法を取る。

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