ヤン・フス|チェコの宗教改革,プロテスタント

ヤン・フス Jan Hus 1369-1415

ヤン・フスは、ボヘミア(チェコ)の宗教改革(プロテスタント運動)の先駆者。ジョン・ウィクリフの思想を引き継ぎ、民族主義的教会改革を目指した。カトリック教会を支配する教皇権や贖宥状をきびしく批判し、その運動はボへミアの民衆の支持を得て民族的運動にまで高まった。スラブ人のドイツ人の権力の制約を目的に、日常語による礼拝(民衆の言葉による礼拝式文の作成)、司祭だけに限られているミサにおける信徒へのぶどう酒の配餐などの改革を主張した。ヤン・フスの問題提起は大きな波紋を呼び、危機を感じた皇帝は、通行安全証を出した上でドイツのコンスタンツ公会議に招待したが、ヤン・フスが到着すると、まもなく逮捕され、拷問にかけられた末に火刑に処せられた。 このことにボヘミア(チェコ)の民衆は激怒し、欧州全体を巻き込んだ反カトリック運動につながる。