ヒューマニズム(人文主義)|ルネサンス,他

ヒューマニズム(人文主義) Humanism

ヒューマニズムは、一般には、人間性を尊重し、これを束縛し抑圧するものから人間を解放する思想を指す。ラテン語のフマニタス (humanitas 人間性・教養)が語源。一般的に、人間性の尊重という意味で使われるときは、ヒューマニズムは人間主義・人道主義と訳される。歴史的に形成された概念であり、キリスト教ヒューマニズム、マルクス主義的ヒューマニズム、実存主義的ヒューマニズムと呼ばれるものがある。20世紀においてヒューマニズムに対する批判、人間概念をラディカルな仕方で問題視する運動が生じた。

ニートハンマーのヒューマニズム

ヒューマニズムという語源は、19世紀初頭ドイツの教育学者ニートハンマーによって作られ、ニートハンマーにおけるヒューマニズムは、ギリシア・ローマ古典教育に力点を置く教育プログラムを意味する。

ルネサンスのヒューマニズム

ルネサンスにおけるヒューマニズムとは、ギリシア・ローマの古典に人間性の典型を求め、古典文学を学ぶことを通して人間性を回復しようとする人文主義をさすが、ルネサンス当時にヒューマニズムという言葉はなかった。その代わりにstudia humanitatis「人間性の研究」と呼ばれるものが存在する。古典の文法、修辞学、詩学、歴史、道徳哲学を含み、それを教える人をフマニスタ(ヒューマニズムの語源になったラテン語)と呼ばれていた。ルネサンスの文芸復興が中世から古代ギリシア精神への立ち還りを意味するとすると、人間性やギリシア的教養を身につけることとなる。ただし、ルネサンスは中世の非人間性なスコラ哲学を否定し、人間性を取り戻すことを指すが、キリスト教そのものを否定するものではなかった。

18世紀後半ネオフマニスムス

ネオフマニスムス18世紀後半のドイツにて起こった、ルネサンス以上に古代ギリシア哲学に立ち還る運動。