コロッセウム|ローマ帝国で剣闘士試合が行われた円形闘技場

コロッセウム

コロッセウムは、イタリア・ローマの円形闘技場で、ローマ帝国では、皇帝の主催による剣闘士同士の剣闘士試合や野獣狩りなどの催しが行われた。ローマ帝国の統治者は剣闘士試合を行うことで民衆からの人気を得ていた。

コロッセウム

コロッセウム

規模

コロッセウムは、外壁52m、直径188m,短径156mの巨大な円形闘技場で、約5万人の観客を収容できた。周りには80カ所の入り口や日よけ雨よけの天幕、地下には猛獣をつりあげる装置などがあった。

内部構造

コロッセウム内部

コロッセウム内部

白い砂を引き詰めた闘技面(アレーナ)とそれを取り囲む観客席からなる。支柱は同心の楕円を七重に描くように80本ずつ等間隔で配置されている。入口には番号が刻まれており、入場券(テッサラ)にも入り口番号が記され、混雑防止が行われていた。

地下構造

アレーナの下には6mの深さの地下空間があり、そこから動物をいれた鉄の檻が滑車でつり上げられて観客の見守るアレーナに登場する仕組みになっていた。

饗宴

試合前日には饗宴が開かれ、剣闘士に豪勢な食事や酒がふるまれる。試合当日、剣闘士は美しく飾られてはなやかなパレードの中で闘技場まで運ばれた。

皇帝

真剣勝負では、剣闘士が傷ついて倒れると試合の決着がつく。敗者を助けるかどうかの最終決定権は皇帝など主催者の意志に委ねられている。皇帝は観客の意向もくみ、布きれを振れば敗者の助命を、親指を下に向ければ敗者の死を意味した。

剣闘士

剣闘士

剣闘士

剣闘士には、戦争でとらえた捕虜、自由身分を夢見る奴隷、債務者、好戦的な性格の兵士、重罪人などが選ばれた。

養成所

剣闘士は各種の武器の使い方や実践のための訓練を行っていた。剣闘士には十分な食事が与えられ、負傷した剣闘士を治療した医師などが存在した。養成所の経営者は剣闘士の健康にも気配っていた。

見世物

剣闘士のほか、地中海貿易でアフリカ、アラビア、ペルシア、インドから珍しい物質・鳥獣などがイタリアへもたらされた。