クセノファネス|古代ギリシアの自然哲学者

クセノファネス

クセノファネスは自然哲学者である。エレア学派。ヘラクレイトスが生成変化の相から世界を見ていたのに反し、エレア学派は絶対的静止の相から世界を見た。この問題の発見と追求は、まったくの論理・ロゴスだけで理論を展開するやり方で問題追求が行われた。この方法論の構築は当時、新しい発見としてまったくすぐれたものであった。

伝統的な神の否定、一として最大なる神

ギリシア神話の神は姿や行動が甚だ人間的であったといえる。神話としての神は、本当の神ではないのではないか。神話の神は、単なる人間の似非ではないか。本当の神は単一、不動、一様、不滅、自ら完結しているものでなければならない。さらに一なる神は、宇宙であると主張し、アルケーという味方を超え、世界をそのままひとつの全体である、としてみる。

一なる神は、宇宙である

一なる神は、宇宙である

神の絶対性

クセノファネスにとって神は絶対的であり、人間は相対的である。これは、人間の無知の自覚である人間の認識は絶対的なものに到達できず、近づくのみにすぎない。