「世界史は自由の意識の進歩である」ヘーゲル

「世界史は自由の意識の進歩である」ヘーゲル

「世界史は自由の意識の進歩である」とは、へーゲルが『歴史哲学』で述べている言葉。精神は自分で自分を意識するものであるから、みずからに基づくという意味で、自由を本質とする。へーゲルによれば、世界史とは、精神がみずからの本質である自由を実現していく過程であり、それは人類の自由の意識の進歩としてあらわれる。最初は一人だけが自由な東洋的な専制国家、次に古代ギリシア・ローマの奴隷制を持つ市民の国家、最後にすべての人が人として自由なヨーロッパの近代国家へと歴史は発展する。そこでは、国民は国家の法や制度を自己の根源である理性の表現とみて、これに従うことによって国家の成員として自由な自己を実現する。

ヘーゲル
ヘーゲル

哲学は,理性的なものの根本を究めることであり、それだからこそ、現在的かつ現実的なものを把握することであって、彼岸的なものをうち立てることではないということである。……理性的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理性的である。とらわれない意識はいずれも、哲学と同様に、この確信に立っているのであって、哲学は自然的宇宙の考察と同じく精神的宇宙の考察においても、この確信から出発する。


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