倫理

人文科学

リオタール|ポストモダンの生みの親,倫理

リオタール Jean-François Lyotard リオタール(1924.8.10 - 1998.4.21)はフランスの哲学者である。主著『ポストモダンの条件』『文の抗争』。『ポストモダンの条件』の中で、世界全体を解釈する思想的な...
人文科学

実存主義|サルトル,ニーチェ,キルケゴール他

実存主義 existentialism 実存主義は、19世紀の合理主義や実証主義に対して、そのような客観的な抽象的思考では把握できない個としての人間の立場を強調し、孤独・不安・絶望・苦悩の中に生きる、個別的・具体的な「この私」の存在を...
哲学

『実践理性批判』カント

『実践理性批判』(1788年)とは、人間の道徳的能力としての実践理性を検討したカントの倫理学・道徳論である。理性が立法した道徳法則にみずから従う、自律的で自由な主体としての人格について説かれる。 『純粋理性批判...
哲学

目的の国|カント

目的の国 目的の国とは、カントが理想とした道徳的共同体のこと。『道徳形而上学原論』で語られる。カントの「汝の人格ならびに他の人格における人間性を常に同時に目的として取り扱い、決して単に手段としてのみ取り扱わないよう行為せよ。」という理...
哲学

自律|カント

自律 自律とは、他人から援助や支配を受けず,自らの行動や行為に対して、自らルールを設け、自分の意志に従って行動すること。 カントの自律 カントは、理性が立てた道徳法則に自発的に従うことを自律とした。...
哲学

汝の意志の格率が、常に同時に普遍的な法則として妥当しうるように行為せよ

汝の意志の格率が、常に同時に普遍的な法則として妥当しうるように行為せよ カントの道徳法則の根本原理を示す標語である。動機主義といい、道徳の具体的な内容は重視せず、その行為に至る動機を重要視した。いつ、どこでも妥当する普遍的な道徳の形式...
哲学

仮言命法|カント

仮言命法 仮言命法とは、「もしもAを手に入れたければ、Bをせよ」という条件つきの命令。である。Bという行為はAという願望を実現するための手段にすぎない。そのため忠告や処世術には有効であるが、無条件で善を命じる道徳法則にはなりえない。功...
哲学

定言命法

定言命法 定言命法とは、カントの倫理学の主要概念である。行為を条件的に「Bをすべし」という形で常に無条件で命じる道徳法則の命令形式をいう。いつ、どこでも人間に普遍的に適用する、カントの道徳法則の形式である。それに対し、「もしもAを欲す...
哲学

道徳法則|カント

道徳法則 道徳法則とは、理性によって立てられた、普遍的な道徳の法則。道徳律ともいう。道 カントの道徳法則 カントは道徳法則が可能であるためには、自由を考えなければならないとした。そして、自由な人格の世界として我々が日常...
哲学

義務|カント

義務 義務とは、通常、 人々が各人の立場に対するしなければならない責任を果たすことをいう。ルール上、あるいは道徳上に責務を果たさなければならないことを言う。法律的束縛が伴う場合も多い。 カントの義務 カント...
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