プラトン

哲学

『国家』 Politeia プラトン

『国家』 Politeia 理想国家を説いたプラトンの対話篇。国家を統治・防衛・生産階級の三つに分け、それらの分業が正しく行われれば国家が秩序のある正しい状態になって正義と幸福が実現する。そのためには善のイデアを認識した哲学者が統治す...
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『パイドン』Phaidon プラトン

『パイドン』Phaidon ソクラテスが牢獄を殺で毒杯議を仰いで刑死する直前、獄中に集まった友人たちとの最後の対話をかわす様子を、弟子のプラトンが描いた対話篇。死を直前にひかえた緊張した状況の中で,ソクラテスは肉体が滅びても魂は永遠に...
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『響宴』Symposion プラトン

『響宴』Symposion 恋の神エロースをめぐるプラトンの対話篇。ソクラテスの友人で悲劇作家のアガトンの劇がコンクールに優勝したことを祝う席で、友人が順番に恋の神エロースを賛美する話。エロースが、個々の感覚的な美しいものから、より美...
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プラトンの弁証法

プラトンの弁証法 プラトンの真実へのアプローチを、ソクラテスの問答法を受け継ぎ、対話によってのみ真実に導くとしたことから、弁証法と呼ばれる。ただし、ソクラテスが対人であったのに対し、プラトンは思惟自体で自ら自問自答しながら高次の認識に...
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アカデメイア|プラトンがつくった学校

アカデメイア Akademeia アカデメイアとは、前387年頃にプラトンがアテネの郊外に設立した学園。近代のアカデミー(学校、研究機関)の語源。その名は、伝説の英雄アカデモスを祀る聖域の森に建てられたことによる。その扉には、「幾何学...
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理想主義

理想主義 idealism 理想主義とは、人生や社会の究極の目標になる理想を設定し、それを追求する思想的な立場とする。idealismとは観念論とも訳されるが、ここでは、現実主義と対立する概念として用いている。古代ギリシアのプラトン、...
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哲人政治|プラトン

哲人政治 哲人政治とは、もともと政治的関心がつよかったプラトンが、『国家』の中で、善のイデアを認識する哲学者が統治することを理想国家と書いた。“知恵”の徳をそなえた哲学者が善のイデアを認識し、それに基づいて “勇気”のある軍人や“節制...
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理想国家|プラトン

理想国家 プラトンは『国家』の中で、善のイデアを認識する哲学者が統治することが、理想的な国家であるとした。国家は、三つの部分からなる魂の構成に対応して、国家は“知恵”ある者が統治者階級(支配者、哲学者)、“勇気”ある者が防衛者階級(軍...
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四元徳|プラトン

四元徳 四元徳とは、古代ギリシアで重んじられた知恵・勇気・節制・正義の四つの基本的な徳(アレテー)。プラトンが魂の三分割説に対応させて説いた四元徳が代表的である。プラトンによれば、知恵は善のイデアを認識する理性の徳、勇気は理性に従って...
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プラトンの宇宙論

プラトンの宇宙論 プラトンは宇宙・自然の生成を旧来のテオゴニアにしたがってミュトス的に説明する。 原型である魂と、その似像としての天・時間や動物・人間(生命)の説明 世界は「デミウルゴス(創造者)」によ...
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