FIFAワールドカップ2026
FIFAワールドカップ2026は、2026年6月11日から7月19日にかけて、北米3カ国(アメリカ合衆国・カナダ・メキシコ)の共同開催で行われるサッカーの国際大会である。正式名称は「2026 FIFA World Cup」、開催地の英語圏では「FIFA World Cup 26」とも表記される。参加国数が従来の32カ国から48カ国へと拡大され、史上最大規模のワールドカップとして位置づけられる。3カ国による共同開催は大会史上初であり、アメリカが主開催国を担い、カナダとメキシコが補助開催国として加わる。グループステージは4チームずつ12組に分けられ、各組上位2チームと3位の成績上位8チームが決勝トーナメントに進出する新方式が採用された。試合数は従来の64試合から104試合へと大幅に増加し、決勝までの試合数も7試合から8試合に増えている。
大会概要と開催背景
本大会の開催国決定は2018年6月のFIFA総会で行われ、北米3カ国の共同申請が承認された。3カ国にまたがる開催は大会史上初であり、過去に2カ国共催の前例となった2002年の日韓ワールドカップを超える規模となる。開幕戦はメキシコシティのエスタディオ・アステカ(収容8万7,523人)で行われ、開催国メキシコが南アフリカと対戦。9分にフリアン・キニョネスが大会第1号ゴールを決め、メキシコが2-0で勝利した。決勝は7月19日、ニューヨーク/ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアム(収容8万2,500人)で行われる予定である。会場はアメリカ11都市、メキシコ3都市、カナダ2都市の計16都市16会場で構成される。
出場国と大会フォーマット
出場枠は従来の32から48へ拡大され、ヨーロッパが16カ国と最多、アフリカが10カ国、アジアが9カ国の出場枠を獲得した。大陸別割り当ての拡大により、カーボベルデやキュラソー、コンゴ民主共和国など初出場・久々の出場となる国も含まれる。グループステージは4チームずつ12組に分けられ、各グループ総当たり(各チーム3試合)を実施。グループ1位・2位が自動的に決勝トーナメントへ進出し、3位の成績上位8チームも加わり計32チームによるトーナメントが組まれる。決勝トーナメントはラウンド32→ラウンド16→準々決勝→準決勝→決勝の8試合制である。抽選会は2025年12月5日にワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで行われた。
グループ組み合わせ一覧
48カ国が12グループに分けられた。開催3カ国はシードとして、それぞれグループA(メキシコ)、グループB(カナダ)、グループD(アメリカ)に入り、同一大陸のチームが同組に入らないよう配慮された。主な組み合わせを以下に示す。
| グループ | チーム1 | チーム2 | チーム3 | チーム4 |
|---|---|---|---|---|
| A | メキシコ | 南アフリカ | 韓国 | 欧州PO-D |
| B | カナダ | 欧州PO-A | カタール | スイス |
| C | ブラジル | モロッコ | ハイチ | スコットランド |
| D | アメリカ | パラグアイ | オーストラリア | 欧州PO-C |
| E | ドイツ | キュラソー | コートジボワール | エクアドル |
| F | オランダ | 日本 | 欧州PO-B | チュニジア |
| G | ベルギー | エジプト | イラン | ニュージーランド |
| H | スペイン | カーボ・ヴェルデ | サウジアラビア | ウルグアイ |
| I | フランス | セネガル | 大陸間PO-2 | ノルウェー |
| J | アルゼンチン | アルジェリア | オーストリア | ヨルダン |
| K | ポルトガル | 大陸間PO-1 | ウズベキスタン | コンゴ民主共和国 |
| L | イングランド | ガーナ | スロバキア | パナマ |
日本代表とグループF
日本代表(SAMURAI BLUE)はグループFに振り分けられ、オランダ・チュニジア・欧州プレーオフパスB勝者(スウェーデン)と対戦する。久保建英、堂安律、前田大然らを擁する森保ジャパンは、カタール大会でのベスト16超えを目標に掲げてきた。一方、大会直前に主将の遠藤航(リバプール)が左足首の負傷悪化により離脱を余儀なくされ、代わって町野修斗(ボルシア・メンヘングラートバッハ)が追加招集された。遠藤はSNSを通じて「自分にできることはすべてやってきたので後悔はない」と綴り、今大会の活動をもってA代表からの引退を表明した。主将不在という逆境のなか、チームは一丸となって臨む姿勢を示している。
放映と注目点
日本国内ではDAZNが全104試合をライブ配信し、日本代表戦は全試合無料で視聴できる。地上波ではNHKが計34試合(グループステージ19試合、決勝トーナメント15試合)を生中継し、NHK BSプレミアム4Kでは全104試合を放送する予定である。また日本テレビ系が計15試合、フジテレビ系列が計10試合を放送予定となっている。大会の注目点としては、48カ国参加による波乱含みのグループステージ、3カ国にまたがる広大な移動スケジュール、そしてメッシをはじめとするスーパースターたちの最後のW杯挑戦となる可能性も挙げられる。史上初の「ラウンド32」導入など、新しいフォーマットが大会の熱量をどう変えるかも世界のサッカーファンが注目するポイントである。
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