芸術

日本史

味摩之|百済の伎楽舞

味摩之(みまし)味摩之(みまし)は百済の伎楽舞の役者である。612年、百済から味摩之が来日し、大和の桜井に滞在している。伎楽舞とは、インド・チベット地方の民族舞踊が発達したもので、仮面をつけ、音楽にあわせて軽妙洒脱なコントを演じる。中国の宮...
世界史

アプレゲール|戦後フランスの虚無感を映す世代

アプレゲールアプレゲールとは、フランス語après-guerreに由来する語で、第二次世界大戦後を中心とした「戦後期」を指す概念である。日本語では、とりわけヨーロッパ、なかでもフランスの政治・社会・文化を語る際の時代区分として用いられ、復興...
芸術

猫の皿(落語)|古典落語の名作を軽妙に描写

猫の皿(落語)猫の皿(落語)とは、古典落語の中でも特に趣向を凝らした滑稽噺である。旅人がふと立ち寄った骨董好きの店主が営む茶店で、猫が高価な皿で何気なくミルクを飲んでいる場面から物語が展開し、その皿を巡る駆け引きが笑いを誘う。登場人物のやり...
日本史

天香久山|大和三山の霊峰

天香久山天香久山は、奈良県中部の大和盆地南部に位置する小丘であり、古代ヤマトの政治空間や文学的想像力と深く結びついた地形である。周囲の平野からなだらかに立ち上がる姿は、都城の景観を構成する要素となり、宮都・歌枕・祭祀の場として重層的な意味を...
日本史

浅草オペラ|大衆芸能の夢舞台

浅草オペラとは浅草オペラは、大正期の東京・浅草を中心に流行した大衆的な歌劇・レビュー風舞台の総称である。西洋のオペラやオペレッタの要素を取り入れつつ、日本語の台詞や流行歌、踊り、滑稽味を強め、庶民の娯楽として広く受容された点に特色がある。近...
芸術

『天草版伊曽保物語』|南蛮文化が伝える寓話翻案の源流

天草版伊曽保物語天草版伊曽保物語は、16世紀末に西洋由来の寓話集であるイソップ物語を日本語で翻案し、キリシタン印刷によって刊行された書物である。日本で早い時期に活字で刷られた散文作品の1つに数えられ、物語としての面白さと同時に、当時の口語に...
建築

ホワイエ|劇場や施設の社交と休憩を担う空間

ホワイエホワイエとは、劇場やコンサートホールなどの建築物において、観客が開演前や休憩時間に滞在する空間である。来場者が作品への期待感を高め、社交や情報交換を行う場として機能するため、建築上のデザインや設備計画にも大きな影響を及ぼしてきた。ま...
芸術

重要無形文化財|形に残らない伝統技術と芸能を保護

重要無形文化財重要無形文化財とは、日本の伝統的な技芸や技能、芸術的表現、知識体系など、形に残らない文化的価値を持つものを指す。例えば、能楽、歌舞伎、茶道、陶芸技術などがこれに該当する。重要無形文化財は文化財保護法に基づき、国によって指定され...
社会学

浅草六区|娯楽と芸能の街

浅草六区浅草六区は、東京の浅草に形成された代表的な娯楽街であり、明治以降の都市化とともに劇場、寄席、映画館などが集中した地域として知られる。浅草寺門前の賑わいを背景に、大衆が手軽に楽しめる演芸や見世物が集積し、近代日本の大衆文化を牽引した場...
日本史

浅井忠|洋画革新を導いた近代画家

浅井忠浅井忠は明治期の洋画を代表する画家であり、写実にもとづく風景画や人物表現を通じて、日本における油彩表現の定着に大きく関わった存在である。画家としての制作に加え、教育者としても活動し、後進の育成と美術制度の整備に力を注いだ点に特徴がある...