考古学

世界史

シュリーマン|伝説の都市を掘り起こした考古学の冒険者

シュリーマン シュリーマン(Heinrich Schliemann、1822年~1890年)は、ドイツ出身の実業家兼考古学者である。主にトロイア遺跡やミケーネ遺跡の発掘によって名を知られ、ホメロスの叙事詩に登場する伝説の都市を現実の歴...
世界史

木簡・竹簡|紙のなかった時代に中国で使われたメディア

木簡・竹簡 木簡・竹簡は紙のなかった時代に文字を記すために主に中国で使用された。細長い木片・竹片を使い、そこに文字を記した。文字を記す材料は、甲骨から金石を経て、戦国・秦・漢では竹片や小木片が使用され、まれに絹(布)も使用されたが高価...
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甲骨文字|殷墟から出土した亀甲・獣骨に刻まれた文字

甲骨文字 甲骨文字は、殷墟から出土した亀甲・獣骨に刻まれた文字である。主に占いの結果を記しているので、卜辞とも呼ばれる。漢字の原型とされる。1899年の発見以来、約3000文字のうち、王国維(1877ー1927)らの研究により、半数近...
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黒陶|古代中国で作られた漆黒の土器,青銅器の原型

黒陶 黒陶は、薄手で光沢のある黒色の磨研土器である。ろくろが使用され、焼成温度1000°C以上という高熱で作られた。鼎・鬲など十数種の器形分化を見せ、殷・周の青銅器の原型とみなされる。彩陶が衰えてからそれに代わって発達した土器で黄河下...
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灰陶|黄河文明で出土した土器,鬲,鼎

灰陶 灰陶は、黄土地帯のほぼ全域から出土する、青灰色の厚手の粗製土器である。歴史的には、中国の新石器時代の初めに彩陶文化の時代に出現した。形状は様々だが、鬲(れき)と鼎(てい)に代表される三足土器が多く、縄文文様も多い。新石器時代から...
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ミノス王|ギリシア神話のクレタの王

ミノス王 ミノス王はギリシア神話に登場するクレタ島の伝説的支配者である。古代の詩人ホメロスやヘシオドスの作品にもその名が見られ、強大な権力を持つ人物として語り継がれてきた。クレタ島を拠点とするミノス王は、海洋を巧みに掌握し、広大な交易...
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楔形文字|メソポタミア文明で使われた人類最初の文字

楔形文字 楔形文字(claytablet,英:cuneiform)はメソポタミアで使われた世界最古級の文字体系の一つとされている。楔形文字は、象形文字から発達し、葦でできた先のとがった筆を使って粘土板(clay tablet)に楔形を...
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古代エジプト|ナイル川で栄えた古代の文明と人々の生活

古代エジプト 古代エジプトは、ローマによって征服されるまでのエジプトのことで、諸説が有るもの、紀元前3150年ごろからエジプトに存在したとされる。ファラオ(パロ)と呼ばれる王を持ち、世界最古で最長の王制を維持していた。以後、ヒクソスや...
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