世界史

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蔡倫|製紙技術を発明した漢の官僚

蔡倫(?~121頃)の後漢の宦官で、従来使われた紙よりもより安価で作成できる製紙法を発明した。105年、「蔡侯紙」と呼び名をつけ、和帝に献上した。 製紙技術 蔡倫は、これまであった製紙技術をベースに樹皮・...
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箕子朝鮮|古代朝鮮の伝説の王朝

箕子朝鮮 箕子朝鮮は古代朝鮮の王朝で、伝説上の王国だと考えられている。周の武王が殷を滅ぼしたとき、箕子を朝鮮に封じ、これより箕子朝鮮が始まったといわれている。前190年ごろ、衛氏は、箕子の後裔と称する朝鮮王箕準を現在の平壌の地で滅ぼし...
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木簡・竹簡|紙のなかった時代に中国で使われたメディア

木簡・竹簡 木簡・竹簡は紙のなかった時代に文字を記すために主に中国で使用された。細長い木片・竹片を使い、そこに文字を記した。文字を記す材料は、甲骨から金石を経て、戦国・秦・漢では竹片や小木片が使用され、まれに絹(布)も使用されたが高価...
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朝鮮4郡|楽浪郡,真番郡,臨屯郡,玄菟郡

朝鮮4郡 前漢の武帝が前108年、衛氏朝鮮を征服したが、朝鮮を統治するため設置した4つの郡で、楽浪郡・真番郡・臨屯郡・玄菟郡の4郡である。漢の直轄領で、朝鮮支配の拠点となった。 衛氏朝鮮 衛氏朝鮮は、前...
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匈奴|秦や漢をおびえさせ続けた騎馬遊牧民

匈奴 匈奴は、トルコ系もしくはモンゴル系とされる騎馬遊牧民で東アジア最初の遊牧国家を建設した。戦国時代になると、匈奴は中国の北辺に侵入して、燕・趙・秦などの諸国を脅かすようになり、これらの諸国では国境線に防衛のための城壁(長城)が築か...
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漢の内政|400年続いた漢王朝の政策

漢の内政 漢は一時、新に滅ぼされるもの、その前後の前漢、後漢合わせて400年以上続いた王朝であるが、その内政は、比較的安定した王朝であった。科挙制度の前進となる官吏登用法や通貨・文字の統一など統一国家の中国としての整備が整えられた。ま...
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漢|朝鮮から中央アジアへ400年続いた王朝

漢 漢(前202~後220)は、秦につづく中国の統一王朝である。まずは劉邦が前漢を立て、一時、新となるものの、後漢を打ち立てた。この間の約400年間、政治的にほぼ安定し、中国的制度や文物の原型が形成されたため、漢土・漢人・漢字・漢文な...
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後漢|ローマ帝国へ、シルクロードを生んだ中国王朝

後漢 後漢は、新を倒した劉秀が再建した漢王朝である。都は洛陽におかれ、東漢とも呼ばれる。後漢は、家族連合政権の性格を持ち、前半は政治的に安定し、後半は積極的な政策を行い、西域経営を進め、シルクロードと呼ばれる、西側との交易の道を確立し...
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新|前漢を滅ぼし、王莽が打ち立てた儒教の王朝,中国

新 新(8-23)は、王莽は、宮廷内の権力争いを制圧して、前漢を倒して建てた王朝である。都は長安においた。儒教の経典にもとづいた復古主義政策をとり、重税と悪政によって社会を混乱させた。匈奴征討にも失敗し、高句麗・雲南・西域諸国の反抗も...
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ローマ帝国の軍隊を支えた土木技術

ローマ帝国のインフラ ローマ帝国は土木建築に長け、その軍事的躍進を支えた技術である。公共に利用された軍事用道路、水道もローマ帝国中の都市にひかれ、サイフォンの原理を用いて遠い丘陵地帯からも都市民に水を供給した。都市の壮大な公共建築にも...
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