農家|農耕を重視した諸子百家の一人

農家

農家は、農耕を中心にする平等な社会を説く、中国の諸子百家の一派である。許行は楚に生まれ、滕国(山東省)に移って弟子とともに田畑を耕して集団生活をした。最初は自ら農耕をするだけであったが、次第に王も民衆とともに農耕を行うべきと説いた。民衆から税を取り立てる諸侯や貴族を批判し、君臣の区別なく、すべての人が農耕に従事し、みずからの生活を立てるべきだと説いた。

神農

農業をはじめて人びとに教えたとされる古代の伝説的帝王で、農業神でもある神農を崇拝していた。神農は、君主や賢者も自ら農作や炊事を行うべきであると説き、そうすれば物価は一定で国が平穏に治まると説いたとされる。

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