相貫部分の製図(相貫線)|二つの面が交わる部分

相貫部分の製図

相貫部分とは、二つの面が交わる部分のことをいうが、丸みをもつ二つの面の交わり、相貫線の簡略図示、リブなどの端末図示など様々なケースで、それぞれの図示法がある。いずれにおいても正確な図示というよりは、見やすく利便性を高める方向できめられている。

二つの面の交わり部

モノに交わり部に丸みがあって、対応する図に、この丸みの部分を表す必要があるときは、交わり部に丸みがない場合の交線の位置に太い実線で表す。対象物の断面の角に丸みがついているときは、外形線との間にすきまを設ける。すきまはその丸みの半径を目安にする。

相貫線の簡略図示

曲面と曲面、または曲面と平面が交わる部分について、線(相貫線)の簡略図示の方法は、下記(直線、あるいは正しい投影に近似させた円弧)のように示される。

相貫線の種類

リブなどの端末図示

リブなどを表す線の端末の図示方法は、直線のまま止める。なお、関連する丸みの半径が著しく異なる場合、端末を、内側または外側に曲げて図示する。なお、隅に丸みが全くない場合には、直線で投影されることになる。

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