温度|摂氏、華氏、絶対温度

温度

温度とは、を定量的な数値で表した指標で、暖かさや冷たさを表す度合いとして使われる。一般には水の氷点を0、沸点を100とした摂氏温度(°C)で表記される。一方、物理学、化学、工学では、絶対温度(K:ケルビン)を用いることが多い。

温度

温度はおもに摂氏[℃]、華氏[℉]、ケルビン[K]に分けられる。

摂氏[℃]

摂氏とは、℃で表される温度の単位で、もっとも日常的に使われている。標準気圧(1.0133bar、760mmHg)において氷点(氷の融解する温度)を0°Cとして、同じ圧力における蒸気点(沸騰するときの温度)を100°Cと定めて、この間を100等分したときの温度である。0°C以下の場合には、氷点下[°C] あるいは マイナス [C]と表現される。スウーデンの天文学者アンデルス・セルシウスによって提唱したことから、セルシウス(Celsius)と表現される。

華氏[℉]

華氏とはF[℉]で表される、アメリカで使われる温度の指標で、氷点を32℉、蒸気点を212℉として、この間を180等分したときの温度である。同じ温度を摂氏のt[℃]、華氏のF[℉] として次式で表される。ファーレンハイトの中国表記に由来している。

絶対温度[K]

絶対温度とは、熱力学温度を表す単位で、ケルビン[K]で表される。熱は分子の運動によって発生するが、その分子の運動が止まる温度を0(絶対零度)として0K(ゼロケルビン)で表される。摂氏温度と絶対温度とは273.15度の差があり、摂氏0°Cは273.15Kとなる。ケルビンによって提唱された。

熱の測定方法

の測定方法として、体温を測る体温計、一般の気温を測定する温度計、工学では熱電対がある。

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