靭性
靭性とは機械材料がもつ靭さ(粘り強さ)のことで、靭性が高ければ高いほど、衝撃的な荷重が加わったときに破壊せず耐える。通常、硬度があがると、靭性が低下し、(もろくなり)、機械材料としての性質は劣るものとなる。
シャルピー試験
シャルピー試験とは靭性を図る試験で、大荷重のハンマを振り下ろして最下部に置いた衝撃試験(10mm角、長さ50mm)を破断する。破断に要した吸収エネルギー(または破断エネルギー)を計測して材料の靭性を衝撃値として評価する。材料の靭性が大きければ、吸収エネルギーが大きくなる。