観想(テオリア)

観想(テオリア) theoria

観想(テオリア)とは、実用的な目的を離れ、真理を純粋に考察すること。セオリー(theory 理論)の語源である。

アリストテレスの観想(テオリア)

アリストテレスにとって、知性・理性で真理を求めることであった。制作や行動など、何か他の目的のための手段として求められる知よりも、知ることそのものを目的として、それ自体のために求められる知の方が高貴で人間にふさわしい知性的態度であると考えた。したがって、理性を活動させて真理を考察するテオリア(観想)こそ、人生における最高の活動であり、さらに知恵、物事を生み出す原因を求めるから、みずからは動かずして宇宙の万物を動かすもの、万物の運動の第一原因である永遠不動の神を観想する観想的生活こそが、人間にとっての最高の幸福(エウダイモニアー)とされる。