猿人|約450万年以上前に生きた最古の人類

猿人

最古の人類。脳容積はチンパンジー・ゴリラと変わらないが、歯並びは人類の特徴を示し、腰骨などが現生人類に似ていることから、直立二足歩行をしていたと推定される。なかには簡単な打製石器(業石器)を使用するものもいた。

目次

ラマピテクス・シバピテクス

1400万年前に人類と思われるラマピテクスとシバピテクスの骨の一部が、パキスタンとアナトリアで発見された。ラマピテクスやシバピテクスは、類人猿の一種族である。当時は、人類のはじまりかどうかという論争があったが、最近ではオランウータンの始祖とみなすべき、という意見が優勢で、猿人の進化の過程で、まずオランウータンとなる系統が分離し、人類はもっと後に分岐したと考えられている。

ラミダス猿人

ラミダス猿人(Ardipitle Cusrainidus)は、現在のところ最古と考えられている猿人で、約450万年前(約550万年前との説もある)に現れた。エチオピアで骨発見されたあごの化石からその存在が明らかになった。ラミダス猿人は、明らかに類人猿とは異なる特徴をもっており、最古の人類猿人・Apeman)とされている。

アウストラロピテクス

アウストラロピテクスは1924年以降、南・東アフリカ各地で発見された猿人である。骨格や脳容積(約500~600cc)はゴリラに近いが、直立二足歩行し、石器を使用した。約400万年前に出現したと推定される。名称は「南方の猿」を意味する。アウストラロピテクスより脳容積が大きく、猿人原人の進化の中間に位置するとみる説もある。

アウストラロピテクス・アファレンシス

アウストラロピテクス・アファレンシス(Australopithecus afarensis)は、390万-約290万年前に現れたと思われるが、明らかに直立して歩行し、腰や足の骨には新しい変化が生じていた。エチオピアで完全な骨格がみつかっている。ヒトへつながっている。

アウストラロピテクス=ボイセイ、ロブストゥス

アウストラロピテクス・アファレンシスと同じ系統の猿人として、アウストラロピテクス=ボイセイ、ロブストゥスなど全部で4種がすべてアフリカで発見された。250万年前になって、さらに進化した人類がアフリカに出現する。

ホモ=ハビリス Homo habilis

ホモ=ハビリスは1964年タンザニアで発見された猿人で、出土地層から約200万年前に出現したと推定される。名称は「器用な人」の意味。脳は大きく、丸い頭蓋骨は人類型の顔を示しており、ことに大腿骨はアウストラロピテクス属にくらべ現代人類にきわめて近い。


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