熱伝導率
熱伝導率は、物体の中の熱の伝わりやすさを示す数値である。単位は[W/m²]熱伝導率が小さい材料は断熱保温性能がよくなり、熱伝導率が大きい材料は放熱性能がよくなる。 一般に、金属>非金属>液体>気体となる。特に真空状態では、熱伝導率が0となり、断熱効果が日常品(魔法瓶など)に利用されている。
代表的な材質の熱伝導率
熱伝導率は物質により固有の物性であるが、一般に金属>非金属>液体>気体となる。
熱伝導率(金属)
物質名 |
熱伝導率[W/m²] |
銀 |
427 |
銅 |
398 |
金 |
315 |
アルミニウム |
237 |
鉄(純) |
80.3 |
炭素鋼(S35C) |
43 |
ステンレス鋼(304) |
16 |
熱伝導率(非金属)
物質名 |
熱伝導率[W/m²] |
氷 (273K) |
2.2 |
石英ガラス |
1.38 |
ソーダガラス |
1.03 |
アクリル樹脂 |
0.21 |
水銀 |
8.52 |
熱伝導率(液体)
物質名 |
熱伝導率[W/m²] |
水 |
0.61 |
アンモニア |
0.479 |
メタノール |
0.208 |
潤滑油 |
0.086 |
熱伝導率(気体)
物質名 |
熱伝導率[W/m²] |
水素 |
0.181 |
ヘリウム |
0.153 |
メタン |
0.034 |
空気 |
0.026 |
二酸化炭素 |
0.017 |