渋沢栄一

渋沢栄一 1840~1931

埼玉県深谷市出身。日本の実業家。江戸時代末期に農民から武士に取り立てられ、一橋慶喜に仕える。27歳の時、第15代将軍となった徳川慶喜の実弟徳川昭武に随行し、パリ万国博覧会を見学するほか欧州諸国を訪問。明治維新が起こり、欧州から帰国すると、静岡に「商法会所」を設立。その後、明治政府に招かれ、井上馨のもと、大蔵省の官僚として、造幣、戸籍、出納など、さまざまな政策立案を行い、新しい国作りに深く関わる。退官後は実業界に転じ、第一国立銀行、東京商法会議所、東京証券取引所などの企業や団体を設立・経営。生涯に約500社の企業に関わったとされ、「日本近代社会の創造者」と称される。同時に約600の教育機関や社会公共事業、研究機関等の設立・支援にも尽力する。「論語と算盤」の言葉に代表される「道徳経済合一」の思想でも知られている。

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