朝鮮戦争とアメリカ|勝てなかった戦争,マッカーサーの退任

朝鮮戦争とアメリカ

朝鮮戦争はアジアでの冷戦構図のひとつとなり、アメリカと中国・ソ連が対立することになる。多額の軍事費と多数の犠牲者を出したにもかかわらず、停戦するに至る。アメリカにとって朝鮮戦争は勝てなかった戦争であり、共産主義に対して認識を新たにする戦争であった。

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ダグラス・マッカーサー

ダグラスマッカーサーは、アメリカ陸軍の極東軍総司令官として、太平洋での日本との戦争の指揮をとりました。日本の降伏後は、占領軍最高司令官に就任した。朝鮮戦争では自らが発案した仁川上陸作戦で大きな成果を上げた。しかし、中国に対する強硬策と原子爆弾の使用を打ち出したことで、トルーマン大統領と衝突し、朝鮮戦争中に解任した。日本との戦争をしたことで、朝鮮戦争に巻き込まれたことを皮肉したことで知られる。

軍事力の拡大

朝鮮戦争は、アメリカにとっては、初めて経験する「勝てなかった戦争」で、膨大な戦費や兵士を失ったという意味では、敗北ですらあった。朝鮮戦争以来、アメリカは共産主義に対する警戒心が恐怖」が増し、第二次世界大戦後に始まっていた軍事力の削減計画は撤回され、大幅な軍事力強化が始まった。

ベトナム戦争

共産主義の警戒心は高まり、次第に泥沼化するベトナム戦争(1961年)につながったが、ベトナム戦争でも朝鮮戦争同様、膨大な戦費と兵士を失うこととなる。ベトナム戦争には、韓国軍も参加し、総計で37万人が参戦、4400人近い死者を出した。

日本への武装化

アメリカは第二次世界大戦後、日本への非武装化を考えていたが、朝鮮戦争で在日米軍がいなくなったため、また、日本をアジアの戦略拠点とする必要がでてきたため、警察予備隊の設立を要請した。軍と警察の間の組織であったが、のちの自衛隊となる。