広隆寺
広隆寺(氏寺岡寺(はちのおか))は、聖徳太子の渡来系の側近である泰造河勝(はたのみやつこかわかつ)によって、太秦の地(いまの京都市)に建立された。聖徳太子から賜った仏像、弥勒菩薩像を本尊に氏寺を建立した。泰造河勝が資産の多くを費やして、その伽藍(がらん)は壮麗のものであった。
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広隆寺
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弥勒菩薩像.
弥勒菩薩像
広隆寺(氏寺岡寺)建立のきっかけは、聖徳太子が泰造河勝の奉仕に感謝し、金色の弥勒菩薩像を授けたことにより建立された。この像は新羅が聖徳太子に贈ったもので、総高約123cm、片脚をひざの上にのせ、右手を頬にあて、微笑を浮かべ思索にふけている。現代は国宝に指定されている。