対称度|対称性を指示する幾何公差

対称度

対称度とは、データムを基準として、どの程度、対称の位置関係にあるかを指示する幾何公差である。

JIS

対称度とは、データム軸直線またはデータム中心平面に関してたがいに対称であるべき形体の対象位置からの狂いの大きさである。

対称度の普通公差 (JIS B 0419 1991)

対称度の普通公差は下記のとおりである。このとき、対称となるふたつの辺のうち、長いほうをデータムとする。等しいときはどちらのデータムでもかまわない。

公差等級 呼び長さの区分
100以下 100を超え300以下 300を超え1000以下 1000を超え3000以下
対称度公差
H 0.5
K 0.6 0.8 1.0
L 0.6 1.0 1.5 2.0

データム中心平面に関連した軸線の対称度1

下図は、溝の中心面をデータムとして、軸線に対称度を規制したものである。軸線は、データムAに対称で0.08の公差の中にあることを意味している。

データム中心平面に関連した軸線の対称度2

下図は、板厚の中心平面をデータムとして、穴の軸線を規制しているものである。軸線はデータムAに対称で0.08の公差の中にあることを意味している。

データム中心平面に関連した中心面の対称度

下図は、データムに関連した中心面の対称度を指示したものである。平板面と関連した、切り欠きの中心面に対称度を指示し、データムAに対称で0.05の域の中にあることを示している。

共通データムに関連した中心面の対称度

下図は、平板の両側の切り欠き部の中心面からなる共通データムに関連したトラック穴の中心面に対称度を指示するものである。共通データムA-Bに対称で、0.05の公差の中にあることを意味している。